香港旅行記⑮
ところで私が泊まったこのホテル、廊下の絨毯の毛足が
やたらと長い。
どれだけ長いかと言うと、草刈り鎌を左右に振り、
ばっさばっさと道を切り開く様にしないと前に進めない
くらいなのだ。
ま、それはちょっとオーバーな表現ではあるが、
転んでしまうと体がすっぽり埋まってなかなか抜け
出せない為、レスキュー隊が出動するくらいなのだ。
要するにかなり歩きにくいのである。
しかもそこここに警備員が常時目を光らせている。
転んだりよろけたりするのを彼らに見られるのは、
ちと恥ずかしい。
ふかふかの絨毯の上なんか1度も歩いた事のない
びんぼー人だと思われてはちとシャクではないか。
そんなわけで私はいつも廊下を歩く時は、全神経を
足元に集中させて歯を食いしばり、綱渡りをする時の様に
両手で棒をささげ持ってバランスを取り、いつ上体が
ぐらついてもすぐに姿勢の立て直しができるよう、
尻尾をピンと立てて歩いている。
ゆえに未だかつてよろけたり転んだりなどという
無残な姿をさらした事はない。 こほん
そう、その姿を例えると、『水の中では絶え間なく
水掻きを動かしながらも、表面上はあくまでも優雅に
美しく湖面を泳ぎ回っている白鳥』とでも言うべきだろう。
頼むからもっと薄っぺらい絨毯を敷いとくれよ。。。
やたらと長い。
どれだけ長いかと言うと、草刈り鎌を左右に振り、
ばっさばっさと道を切り開く様にしないと前に進めない
くらいなのだ。
ま、それはちょっとオーバーな表現ではあるが、
転んでしまうと体がすっぽり埋まってなかなか抜け
出せない為、レスキュー隊が出動するくらいなのだ。
要するにかなり歩きにくいのである。
しかもそこここに警備員が常時目を光らせている。
転んだりよろけたりするのを彼らに見られるのは、
ちと恥ずかしい。
ふかふかの絨毯の上なんか1度も歩いた事のない
びんぼー人だと思われてはちとシャクではないか。
そんなわけで私はいつも廊下を歩く時は、全神経を
足元に集中させて歯を食いしばり、綱渡りをする時の様に
両手で棒をささげ持ってバランスを取り、いつ上体が
ぐらついてもすぐに姿勢の立て直しができるよう、
尻尾をピンと立てて歩いている。
ゆえに未だかつてよろけたり転んだりなどという
無残な姿をさらした事はない。 こほん
そう、その姿を例えると、『水の中では絶え間なく
水掻きを動かしながらも、表面上はあくまでも優雅に
美しく湖面を泳ぎ回っている白鳥』とでも言うべきだろう。
頼むからもっと薄っぺらい絨毯を敷いとくれよ。。。
by wanda_land
| 2005-01-06 22:47
| ワンだ日記