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ワンだ~ランド

wandaland.exblog.jp

なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

やっぱりアンディーさんじゃなきゃね。

そんな楽しい英会話教室だったが、アンディーさんが辞めて
ジムという先生が代わりにやって来た。
他の先生達はそれぞれに充実した楽しい教室にしようという
努力をしていたが、このジムは全く食えないやつだった。

1週間の出来事の中でこれはと思えるニュースをテーマに会話を
しようとしても、気分が乗らないと「ふーん」で終わってしまう。
機嫌が悪いとむっつりして自分から喋ろうとしないのだ。

日頃の態度が良くない上に、ある時ジムが無断欠勤してしまった。
たしかそんな事が2回続いたと思う。
私は急速にやる気がなくなり、英会話教室を辞めてしまった。

辞めてはみたものの英会話には未練がある。
ある時思い切ってアンディーさんに直接連絡しようと思い立った。
しかしこの電話が厄介なのだ。

まずベースに電話をかけると電話交換手が出る。
緊張の一瞬だ。
ここで「〇〇レストランプリーズ」と言うと、そこからアンディーさんが
働いているレストランに繋いでくれる。
そこには日本人もいるので運が良ければ日本語で通せるが、
そうでなければ当然英語だ。

やっとこの関門を通過しても、そこで安心はできない。
当のアンディーさんが殆ど日本語を喋れないし、いくら勘がいいから
と言っても、私がこれからお願いする事を全部彼の勘に頼って
理解してもらうわけにもいかないからだ。
電話での英会話は難しいのである。

しかしさすがにこのワンだ、だてに英会話教室に通っていた
わけではなかった。
いざアンディーさんが電話口に出ると、立て板に水の如く流暢な
英語が口を突いて出るではないか。

「かくかくしかじかという出来事があり、英会話教室を辞め申した。
もしアンディー殿のご都合が宜しければ、大変申し訳ないので
ござるが週に1度拙宅に来て下さらないかしら。
しからば報酬は1回1人に付き2000円ではどうですやろ。
おお、よろしいか?よろしいのですな?
ありがたやありがたや。南無阿弥陀南無阿弥陀仏。
それでは来たる水曜日の夜7時にお会い致しましょう。御免。」
ま  ざっとこんなもんである。

こうしてアンディーさんは毎週水曜日に我が家へやって来る
事になった。
やっぱりアンディーさんじゃなきゃ!
by wanda_land | 2005-11-15 22:31 | ワンだ日記

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