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ワンだ~ランド

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なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

「がばい」に関する一考察

島田洋七氏が書いた「佐賀のがばいばあちゃん」が好評を博し、
映画も製作中だが、この本のタイトルは間違っている。
明らかに方言の使い方を間違っている。

この「がばい」というのは主に「とても」とか「非常に」という意味の
副詞である。
決して「素晴らしい」という形容詞ではないのだが、島田氏は
「がばい」を形容詞と勘違いしているフシがある。

つまりこのタイトルでは「佐賀のとてもばあちゃん」となり、意味を
成さないのである。
タイトルをより正確なものに改めるとするならば「佐賀のがばい
凄か(凄い)ばあちゃん」といったところだろうか。

「がばい」を「方言」と言ったが、本当にこれが佐賀の方言なのか
私はかなり前から疑問を持っていた。
(福岡の一部の地域でも使われているらしい。)
何故ならこの言葉、私が中学に入るまで一切耳にした事がなく、
入学と同時に2、3年生の先輩達ががんがん喋っているのを聞いて
クラスメート、特に男子が突如として使い出したからだ。

私はてっきりこの学校だけの「流行り言葉」だと思い込んでいたが、
高校に入学すると出身中学に関係無く誰もが使っていた。
かと言って古くから伝わる方言でもない。
きちんとした場所、目上の方達との会話で「がばい」は使わない。
「がばい」は、がばいくだけた表現なのだ。

      《方言使用例》
「3組のミミ子ちゃんて知っとうや?がばい可愛かろうが~。」
(訳:3組のミミ子ちゃんて知ってる?すっげえ可愛いだろ~。」

「〇△屋のギョーザば食うてみてん、がばいうまかけん。」
(訳:〇△屋のギョーザを食ってみろよ、めっちゃうまいから。)

「がばい」は「感嘆詞」としても活用できるのがちょっと面白い。
相手の話を聞きながら「へえぇ~すごいな~。」とか
「ほ~~そりゃまたどうして。」などと相槌を打つ代わりに
「がば~い」と言うのだ。
by wanda_land | 2006-01-20 22:43 | ワンだ日記