ウソつきは罪です。
今日は日本国中正々堂々とウソをついていい日らしいが、実は私はこの
ウソというものが大嫌いなのだ。
正直村に生まれて正直な両親に育てられ、村立正直学校の中高一貫教育
で「正直学」を学び、現在医療法人正直会の心優しい事務員さんとして、
「正直者は悪人を凌駕する」を座右の銘にして、毎日骨身を削りながら
馬車馬の様に働いている。
世の中には生来のウソつき人間がいるものだ。
己を優位に立たせるだけでなく、相手を陥れる為にはすぐにばれるウソを
平気ででっち上げるつまらん輩が、案外とそこら中に棲息している。
そんな罰当たりな奴らは閻魔様から舌を切られ、それを薄くスライスして
塩焼きかタレを付けて食べられてもやむを得まい。
ところで職場では私に25人の彼がいる事になっている。
当然日替わりでデートしても時間が足りないので、分刻みのスケジュール
を組む場合もある。
月曜日は腹が出ている彼、火曜日は前髪が後退している彼、水曜日は
てっぺんハゲの彼、木曜日は9:1分けの彼、金曜日はデブでチビの彼、
土曜日はデブでチビでハゲの彼。。。
夕食のテーブルについている同僚と入居者さん達に帰りの挨拶をすると、
同僚から声がかかる。
「ワンださん、今日はどなたとデートですか?」
「今日は日曜だから、5人の子持ちの彼と、95歳で富豪の彼です。」
「皆さん、ワンださんは25人も彼氏がいるんですよ~。」
私を振り返った入居者さん達が一様に目を丸くする。
「あら~~、そうね~、そんなにいるの? あら~~。」
その数の多さに恐れ入ると同時に、ふしだらな私生活を非難している様な
眼差しが痛い。
少しは疑ってくれ。
人口の半数以上がじーさんと既婚男性とイノシシと狸とイタチが占めている、
こんなカントリーな町に住んでいて、25人も彼ができるわけがないでは
ないか。
と、そんな事をつらつら考えながら、地下にあるワインセラーでたまたま
見つけたシャトームートン・ロートシルトの1982年物をバカラのグラスに
注ぎ、アルフレックスのソファーに深々と身を沈める。
両脇には95歳の富豪からプレゼントされた2匹のボルゾイが、エルメスの
首輪を付けてゆったりと寝そべっている。
明日は午後からお天気が良くなるらしい。
桜を眺めに行くのもいい。
ワンだ家の敷地内にある湖をぐるりと取り囲んだ桜の木々は、きっと満開を
迎えているに違いない。
クルーザーでちょっと遠出をするのもいいわね。。。。。
ウソというものが大嫌いなのだ。
正直村に生まれて正直な両親に育てられ、村立正直学校の中高一貫教育
で「正直学」を学び、現在医療法人正直会の心優しい事務員さんとして、
「正直者は悪人を凌駕する」を座右の銘にして、毎日骨身を削りながら
馬車馬の様に働いている。
世の中には生来のウソつき人間がいるものだ。
己を優位に立たせるだけでなく、相手を陥れる為にはすぐにばれるウソを
平気ででっち上げるつまらん輩が、案外とそこら中に棲息している。
そんな罰当たりな奴らは閻魔様から舌を切られ、それを薄くスライスして
塩焼きかタレを付けて食べられてもやむを得まい。
ところで職場では私に25人の彼がいる事になっている。
当然日替わりでデートしても時間が足りないので、分刻みのスケジュール
を組む場合もある。
月曜日は腹が出ている彼、火曜日は前髪が後退している彼、水曜日は
てっぺんハゲの彼、木曜日は9:1分けの彼、金曜日はデブでチビの彼、
土曜日はデブでチビでハゲの彼。。。
夕食のテーブルについている同僚と入居者さん達に帰りの挨拶をすると、
同僚から声がかかる。
「ワンださん、今日はどなたとデートですか?」
「今日は日曜だから、5人の子持ちの彼と、95歳で富豪の彼です。」
「皆さん、ワンださんは25人も彼氏がいるんですよ~。」
私を振り返った入居者さん達が一様に目を丸くする。
「あら~~、そうね~、そんなにいるの? あら~~。」
その数の多さに恐れ入ると同時に、ふしだらな私生活を非難している様な
眼差しが痛い。
少しは疑ってくれ。
人口の半数以上がじーさんと既婚男性とイノシシと狸とイタチが占めている、
こんなカントリーな町に住んでいて、25人も彼ができるわけがないでは
ないか。
と、そんな事をつらつら考えながら、地下にあるワインセラーでたまたま
見つけたシャトームートン・ロートシルトの1982年物をバカラのグラスに
注ぎ、アルフレックスのソファーに深々と身を沈める。
両脇には95歳の富豪からプレゼントされた2匹のボルゾイが、エルメスの
首輪を付けてゆったりと寝そべっている。
明日は午後からお天気が良くなるらしい。
桜を眺めに行くのもいい。
ワンだ家の敷地内にある湖をぐるりと取り囲んだ桜の木々は、きっと満開を
迎えているに違いない。
クルーザーでちょっと遠出をするのもいいわね。。。。。
by wanda_land
| 2006-04-01 22:59
| ワンだ日記