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ワンだ~ランド

wandaland.exblog.jp

なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

はったりが効く服って?

毎週金曜日は全国的にパフェを食べる日と決められており、ミケさんと
私もその義務を果たすべく町内の喫茶店へ足繁く通っている。
いつもはラフなスタイルが多いのだが、この日の彼女はかなり雰囲気が
違っていた。

「えへっ、今日はちょっとお仕事モードの服よ。」

ミケさんの格好はまさに日本の正しいキャリアウーマンの如く、ストライプの
シャツに黒っぽい細身のパンツスーツであった。

「X-ファイル」の頭脳明晰で常に論理的思考により事件を解明しようとする
FBI捜査官ダナ・スカリーを思い出させる、と言ったら言い過ぎだろうか。

  言い過ぎでした   はい

ミケさんは職業柄事業所に赴いて立ち入り検査をしなくてはならない。
要するに規定に則って業務が行われているかどうか、不正が横行して
いないかどうかを、国家の威信を賭けて厳しくチェックするという使命を
持っているのだ。

建物の内外を縦横無尽に駆け巡り、どんな些細な疑惑にも鋭い目を向け、
動物的直感により巧妙に隠蔽された不正事実を白日の下にさらけ出し、
貧しい民衆からの搾取に明け暮れ、私腹を肥やす事だけにうつつを抜かして
いる悪代官をお白州に引き出し、桜吹雪を散らしながら所払いや遠島や、
事と次第によっては市中お引き回しの上獄門さらし首を申し付けるわけ
なのである。

この仕事をこなすにはやはりそれなりの服装をしていなくてはならない。
ある程度の威圧感と「豪腕だな」という印象を相手に与える様な、シャープで
インテリチックでテラブルでホラブルなスーツがそれに当たる。
つまりはったりが効く服だ。

このジャケットだったらその基準をクリアしているとミケさんが思っていた
のに、監査の達人から「もっときつい感じのスーツを!」とその場で却下され
た事もあった様だ。

私はいつも監査を受ける側にいるので、彼女の話はとても興味深かった。
今の職場にやって来る監査の人達はかなり物腰が柔らかく、責任者との
面談中も楽しそうな笑い声が聞こえたりして、和気あいあいと言った雰囲気
ではあるのだが。。。。
by wanda_land | 2006-04-18 22:36 | ワンだ日記