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ワンだ~ランド

wandaland.exblog.jp

なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

犬管理所のリポートを読んで その2

ワンだ家には私が生まれるずっと前から犬や
猫、小鳥など小動物が絶えない。
戦時中から戦後にかけて、「こんな食糧難の
時代に犬なんかを何匹も飼うなんて。」と
ご近所から非難された事もあると言う。

新聞にこんな投稿があった。
「近所のご夫婦が嫌がる飼い犬を車に乗せて
いて、その犬はよく見ると赤いビニール紐で
繋がれていた。
後でその犬が保健所に連れて行かれたらしい
事が分かった。」

どうせ殺処分になる犬なのだから、リードを
付けるのはもったいない、ビニール紐で充分
と言う訳だ。

こんな冷血で危険な飼い主こそ、きちんと
処分されればいい。
保健所の担当者が間違ってこの夫婦の方を
ケージの中に入れてしまえばよかったのだ。

以前かかり付けだった獣医さんからも、
「『もっといい犬を飼う事になったから、
注射してくれないか。』って、それまで
飼ってた犬を連れて来た人もいましたよ。」
と、めまいがしそうな酷い話も聞いた事が
ある。

診察室でのその話に頭に血が昇っていた丁度
その時、20代位の男性が4人程待合室に
ぞろぞろ入って来た。

その内の1人がジャンバーの前のところを
大事そうに押さえている。
彼の懐には猫がいた。

事故か何かで怪我をして道端に倒れていた
猫を、車で通りがかった彼等が拾って
わざわざ病院に連れて来たらしいのだ。

自分の飼い犬を他人に殺させようとする
くそったれな人間がいて、その一方では縁も
ゆかりも無い傷ついた動物に情とお金と
時間をかける人間がいる。
人間ほど幅のある生物はいない。

xxゆみxxさんの最近のブログに犬管理所の
画像があり、母犬とまだ目も開いていない
仔犬3匹の写真があった。

自分を犠牲にしてでも仔犬達を守ろうとした
母犬は、一切逃げようとしなかったらしい。
躾と称して子供達を虐待している親に是非
とも見習って欲しい話だ。

母犬と仔犬達は例外的に今月いっぱいまでは
処分を逃れる事ができるそうだ。
他にも飼い犬が産んだ6匹の仔犬達が連れて
来られていて、その内4匹が里親が現れる
のを待っている。

処分の日まで精一杯犬達のお世話をして
下さっている管理所の担当の方のご苦労や、
暖かい心遣いにも胸を打たれた。

我が家の玄関にも2匹の犬が寄り添いながら
すやすやと眠っている。
私は時々聞いてみる。

「うちに来て幸せ?
私はアーニーと出会って幸せだよ。
アーニーもきっと幸せって思ってるよね?」。。
by wanda_land | 2007-02-13 22:46 | ワンだ日記

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