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ワンだ~ランド

wandaland.exblog.jp

なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

現地妻はイヤ

初代のPCの調子が悪くなり、ちょうど
買い替えの時期かなと思っていたところへ、
PCに詳しいサワイさんがやって来たのは
ありがたかった。

彼は自作のPC用の部品を買い集める為に、
秋葉原をぐるぐる回るのが趣味と言うだけあって、
こちらに来る前に適当な電気店や場所、それに
最寄のバス停の位置まできちんとリサーチして
いた。

遠距離恋愛とまではいかなくても、こんな風に
時たま会って食事をしたり飲みに行くのも
いいのかなと思っている内に、またサワイさん
から出張のついでに遊びに来たいと連絡があった。

いよいよ起動しなくなった古いPCから
新しいPCへデータを送れるかもしれないと
言われ、自宅まで来てもらう。

その作業が一段落したところで、サワイさんが
べたべたと甘えてきた。
母は留守で、家には父しかいない。

「最近父が認知症みたいでね。。。」

その父はすぐ傍の部屋にいると言ったのに、
彼はブレーキが効かない様だ。

たしかまだ彼女と一緒に住んでいるはずだ、
このまま行くと私は単なる浮気相手になって
しまう。

「最近彼女としてないんだよね。。。
ね、ソファーの方に行こう。」

それを聞いた途端私はむっとして、完全に
白けてしまった。
自分の娘が家に連れ込んだ見知らぬ男と
いちゃいちゃしているところを父が見たら
どう思うかぐらい、分かってもよさそうな
ものなのに。

認知症があると言ったから、そんなシーンを
見ても理解できないとでも思ったのだろう。
認知症といってもレベルは様々で、父は
何もかも分からなくなる程重度ではない。
なんとなく父を馬鹿にされた気がしてならな
かった。

同棲相手とご無沙汰だから、というセリフも
余計なものだ。

それからしばらくして何回か電話やメールが
あったが、私は放置してしまった。
現地妻の役はまっぴらだし、それより何より
私はその頃から人生における最低最悪の時期に
入っていたからだ。

彼の方も昇進する予定が狂ってしまったり、
仕事上の悩みを抱えて落ち込んでいた様だが、
自分の気持ちのコントロールさえできない私に、
彼を慰める術も余裕もなかった。。。
by wanda_land | 2007-03-19 21:43 | ワンだ日記