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ワンだ~ランド

wandaland.exblog.jp

なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

2005年 03月 11日 ( 1 )

美術のテストの直前、教科書を開いて悪あがきを
している真っ最中に、仲良しの真由美ちゃん(仮名)が
にこにこしながらやって来た。

 「ねーねー、ワンださんワンださん。大変大変。
  へっへっへ。 新カップル誕生よーー♪」
 「え?誰?」
 「純平くんの事よ。」
 「じゅ  じゅ  じゅ  じゅんぺーくん?」

彼には好きなコがいたのか。
よりによってあと数分でテストだっていうのに、
なんたるショック。
しかし私が純平くんを好きな事は誰にもナイショだ。
私は動揺を隠しつつも、ひくひくしながら話の続きを
聞いた。

 「それがね、板谷くん(仮名)がわざとワンださんの
 カバンを窓の外に出しながら、
 『ほらほら純平、ワンだのカバンを落とすぞ~。』って
 からかったのよ。
 そしたら純平くんがささーっとワンださんのカバンを
 取り上げて、元に戻してやったんだよ。
    ねーーーーっ♪」

板谷くんは純平くんとは仲がいい。
「板谷くんが純平くんの好きなコ(あてくしの事 うふん)
を知っていたから、わざと純平くんを指名した。」と
真由美ちゃんは推測したらしい。

わしか。
純平くんが好きなのはわしなのか。。。
私の胸はときめいた。ときめきにときめいた。

しかし何事もなく私達は中学を卒業し、同じ高校の
別のクラスで勉学にいそしむ事になり、その後
2回ほど純平くんの友達が、
「おいおい、純平。ワンださんがいるぞ。」と
冷やかす様に彼に声をかけているのを聞いたが、
幼い頃から勤勉にして実直、清廉にして潔白、
純粋にして無垢な私は、何をどうする事もできず
またもやそのまま卒業してしまった。

以来色っぽい話がすったりぱったり無い、ときた。
当たって砕けろ!な沙織ちゃんみたいな人の爪の
アカを、もっと前に煎じて飲むべきだったちゅう事やね。
by wanda_land | 2005-03-11 22:29 | ワンだ日記