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ワンだ~ランド

wandaland.exblog.jp

なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

2006年 09月 24日 ( 1 )

「私ってよっぽど暇だと思われてるんで
しょうかね~。
鬼林さんはよく私に何かさせるんですけど、
書類を渡す時に、ただ『はい』と言うだけ
なんですよ。」

「『これをこうやっといてね。』とか
『よろしくね。』とか言わないの?」

「言いませんよっ。
机の上にポンと乗せるだけで、後はなーんにも
言わないですもん。」

猫吉さんは相当悔しそうだった。
鬼林は肩書きや資格に弱く、ぺーぺーには
傲慢な態度を取るタイプだ。
短大を出たばかりの事務員など取るに足らない
人とでも思っているのだろう。

理学療法士や言語療法士の卵達が実習に
来ているが、鬼林は彼らに恐れられている
と言う。

私も彼女が実習生と話しているところを何回か
聞いた事があるが、相手が気に入らないと、
意地の悪い言い方で追い詰めて絶句させていた。
無関係の私までいたたまれなくなったものだ。

ところで今度新しく施設を建設する事が決まり、
各部署から少なくとも1名ずつその新しい職場に
異動しなくてはならない。
事務所で主任会議の報告をした際にその件を
伝えた時の鬼山の様子が変だったと言う。

『さあ、ここから誰が行くんでしょうかね~。
あー、私も行きたーーーーーい!』

「鬼山さんは私達2人を意味ありげに
じろ~っと眺め回しながら、にやにや笑って
言うんですよ!
もうむかつくーー!
何がそんなに笑えるんでしょうかねっ。
『いいよっ、喜んで行ってやるよっ。』って
感じですよ。」

もし異動を拒否したら、その人には辞めて
もらうという厳しい条件まで付いているのだが、
鬼山も鬼林も、その施設に行くくらいなら
絶対に辞める、と言ったらしい。

鬼山が「私も行きたい!」と叫んだのは、
ただの皮肉だったのだが、嫌われ者の鬼山や
鬼林が異動になったら、きっと新しい職場で
彼女達と同僚となるワーカーさんが逃げて
しまうだろう。

2人が揃っていてもいい加減な勤務態度だが、
片方が休むともう片方が更に適当にやり出す
始末だ。

「もーー、我慢の限界ですっ!!」

いつもはおっとりしていている犬川さんの
激しい口調に猫吉さんも同調する。

お好み焼きをつつきながら私に本音をぶちまけて、
犬川さんも猫吉さんも少しは胸がすっきりした様
だった。

あの地獄のコンビのせいで犬川さんや猫吉さんが
辞めては困るので、時々食事に誘ってガス抜きを
しているが、そんな事ができる私は幸せ者だなぁと
しみじみと感じる。

願わくばそのガスの元になっている鬼山・鬼林が、
他の事業所に行っちまいます様に。。。
    ナモナモナモナモ
by wanda_land | 2006-09-24 22:07 | ワンだ日記