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ワンだ~ランド

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なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

カテゴリ:アーニーのお話( 73 )

今月の14日、いつもの様にお昼寝をしていた時、
またまた半覚醒状態になったので、そっと両手を
上げてみた。

いつもはそこら辺にいる霊体らしきモノの手を握るのに、
その日は何も触れない。
アーニーを呼んでみた。
何回か呼んでも来ないのでおやつで釣る事にした。

母は彼の気を引く為におやつで釣る時に、
「ほらっ、お菓子食べようか。
いいないいな~、お菓子いいな~。」
などとと言っていて、いつの間にか「いいないいな」が
お菓子の別名になってしまった。

「アーニーおいでーー。
いいないいなをあげるから、こっちにおいでーー。
一緒に食べよう!」

そう心の中で念じ、今日は来ないかなと思った途端
彼の胸らしき部分を触った。
私の頭の上辺りにいるらしい。
しばらくさわさわしていると、今度は仰向けに寝て
いる私の真正面で、彼も仰向けになっていた。

後になって考えると、本当のアーニーとは違って
毛並みが妙にばさばさしていたが、こうやって
出て来るだけでも本人はそれなりのパワーを使って
いるのだから、実物と違う!なんて思うのは酷な
事かもしれない。

「オーラの泉」で森久美子が面白い話をしていた。
彼女の前に現れた友人の幽霊さんが言うには、
お化けとして出るには5つの条件が揃っていないと
いけないらしい。

その内の1つが「本人の努力」
これには笑ってしまった。
猫福さんも同じ様な事を言って、アーニーを
誉めてくれたっけ。

傍に来て欲しいと願う私の気持ちとアーニーの
頑張りが絶妙なタイミングで絡み合った時に、
魂になった彼の体を触る事ができるのかもしれない。

これも猫福さんから教えてもらったが、一足先に
アセンションを果たしたアーニーが私をずっと
導いてくれているらしい。
時々振り返りながらも私の前を歩いているアーニー。

「振り返っている」という事は、道草を食ったり
横道に逸れたりしていても、とりあえずは彼が誘導
したいと思う方向に行ってるという事なのだろう。
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by wanda_land | 2007-10-22 23:03 | アーニーのお話
今日は休日だったのでお寺に行った。
本堂でバッグをごそごそしていると、急にお上人様
から声を掛けられた。

「ワンだちゃん!」

お上人様は笑いを噛み殺した様な顔で、目をくりくり
させている。

何事かと思ってどきどきしていると、
「アーニーちゃんがさっ、そばにいるよ。」と言い出す
ではないか。

「この間(ペンダントに)アーニーの骨(本当は歯)を
入れてるって言ってたやろう?
さっき拝んでた時にその鎖にちょっと触れたとさ。」

お寺には供養塔があり、朝のお勤めの時は私達も一緒に
その前でお経を上げている。
その時お上人様は私達の後ろに立って、お経を
唱えながらそれぞれの首や肩を揉んだり、お経典で
肩や背中をポンポン叩いたりされるのだが、お上人様は
その時の事を言っていたのだ。

「そしたらアーニーがワンだちゃんに寄りかかった
みたいにして、『幸せだった~。』って言うとよ。
ワンだちゃん良かったね~、お寺に来て。
こういうのは(お上人様がアーニーの霊体を見たり、
気持ちを感じ取る事)タイミングが合わんとね~。
アーニーは、口のここんとこがぷくってしてるやろ?」
(アーニーの口が垂れ下がっている事らしい。)

アーニーが私の傍にいると聞いただけで、私は既に
目から塩辛いものを出していた。
お寺に行く度に、お上人様が気づいてくれないかなぁと
思っていたのだ。

「いつかその内お上人様から『大きな動物の霊が
憑いてるけど、これは何ね?』って言われるかも
しれないと思ってたんですよ。」と思わず言って
しまった。

そして半覚醒状態の時にアーニーを呼んでいる事も
話してみた。

「あら、そりゃいかんよ。」と最初は言っていた
お上人様も、「1回上に上がってるみたいで、
霊体だから『おいで』って言った時だけ来てるんじゃ
ないですかね~。」とママンの受け売りを伝えると、
納得した様な顔をされていた。

お上人様は動物が苦手で、私達が犬を可愛がったり
死を悲しんだりする事が今ひとつ分らないらしい。
アーニーがたった2日間しか手を掛けなかった事と、
彼が約束を守ってくれた事をついでに話しておいた。

「今度また生まれ変わって来るんじゃない?
人間かもしれんしね。」

さすがに「アセンションしてるから、もう生まれ
変る事はありまっしぇん。」とは言えず。。。

これでめでたく彼が私の傍にいる事を、お上人様
からも証明してもらった。
私に寄り添って「幸せだった~。」と笑っている
アーニー、大好きだよーー。

お上人様はペンダントのチェーンに触れたのが
きっかけとなったが、ママンは遠隔なのに、もっと
詳しい話を沢山知っている。
ママンの能力って、ママンの能力って!!

   どんだけ~~~~
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by wanda_land | 2007-10-18 22:12 | アーニーのお話
「ナナの中にアーニーがいると思って、ナナを
可愛がるからね。」と猫福さんに約束したものの、
なかなかそれが守れない。

アーニーとは正反対の性格を持っているからか、
甘えん坊のくせにどこか人に怯えている様な
ところがあるからか、今ひとつしっくりこないのだ。

ナナは仔犬の頃からアーニーに対して傍若無人の
限りを尽くしていたが、中でもアーニーを閉口させた
のはナナから歯ぐきを舐められる事だった。

しかもそれは半端ではなかった。
自分の尖った鼻を付け根まで潜り込ませて、彼の
歯ぐきを執拗に舐めるのだ。
猛烈な勢いで舐めた後にくるりと振り向いたナナと
目が合った時は、私も思わず顔を背けてしまった。

間接ディープキスはお断りである。

アーニーの口をむんずと掴んでちゅ~をするのは
好きだったが、唾液やフードの食べカスでにゅるにゅる
状態の歯ぐきを舐めた舌で、私の口を舐めるのは勘弁だ。

ゴールデンは特に社会性に富む犬種なので、家族の
傍が1番嬉しいらしい。
部屋の中では寝そべっている事が多く、時たま家の中
をパトロールするぐらいで、図体が大きい割には
邪魔にならなかった。

鼻水やよだれが付くからソファーとクッションは
使用禁止、2階とお座敷はお出入り禁止だったが、
彼は言いつけを本当によく守ってくれた。
「ちょっとだけならいいかも。。」と思ったのか、
お座敷へそろりと片肢を入れたまま、母の様子を見て
いたアーニーの姿が微笑ましかった。

お留守番をさせても禁止令を破った事はまず無い。
テーブルにうっかり置いていた袋入りのお菓子さえ、
出かけた時と同じ状態だった。

彼の大のお気に入りだった親戚のおじさんが来ると、
尻尾をぶん回して歓迎の挨拶をしたり、興奮のあまり
おしっこをしたりしてそりゃもう大変な騒ぎだった。

そして飲み物の用意をしながらテーブルの方を振り
向くと、自分もおじさんと一緒になって床に
座り込んでいる。
人と同じ位の座高があり、私に背中を向けていたので、
まるで金髪ロン毛の人が座っている様に見えて
おかしかった。
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by wanda_land | 2007-10-03 21:47 | アーニーのお話
撫でるのを止めた時や構って欲しい時、アーニーは
よく大きな手を私の腕に掛けていた。
撫でている最中にもそんな仕草をされると、
撫でられる以外に何をして欲しいのかを本人に
聞いてみたくて仕方が無かった。

そんな時は私が作った歌(みたいなもの)を歌う
事にしていた。

 ♪なんのおてて? なんのおてて?
  くーりくーりくーり くーりくーりくーり♪

アーニーの前肢をくりくり回しながら歌うのである。
(こっぱずかしくて、今まで誰にも聞かせた
 事はない。)

こちょこちょくすぐったりマッサージの真似事を
してわざと止めると、私の手の甲にどすっ  と
前肢を置く。

ピアノを弾く様な感じで前肢をとんとんしている
私の指の動きをじーーっと見つめ、止めると
「もっと!止めちゃだめっ。」と、また前肢を置く。
そんな彼のリアクションが楽しくてたまらなかった。

しかし何度も繰り返しているとさすがに飽きるのか、
その内「は~、もういいや。。。」という顔をして
寝てしまう。

「もっとやってってばっ。
その手でっ その手でやっててばてばてばっ。
あん!もうもうもうもうっ!」とでも言わんばかりに
私の手をがしがしと手繰り寄せてあま噛みした事が
あった。

散々じらされてやけくそになった(?)アーニーの
表情と動きに大笑いしたが、そんな人間的な仕草を
見せてくれたのはほんの数回だった。

犬の嗅覚は人間の1万倍とも言われるが、アーニーを
見ていると疑問がふつふつと沸いてくる。
おやつをキャッチし損ねると、すぐ傍に落ちていても
分らないのだ。

よっぽど視覚に頼った方が早いと思うが、床に鼻を
擦り付けながら見当違いの所を必死に嗅ぎ回って
いたものだ。


「銀河の泉」を作った神坂先生が亡くなられ、
この「銀河の泉」は残念ながら生産中止になる
そうだ。

アーニーの為に注文した「銀河の泉」が届く前に
彼は逝ってしまったが、私は毎日これで作った
エネルギー水を飲んでいる。
アーニーの事がなければ買わなかったかもしれない
「銀河の泉」はレア物になりそうだ。
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by wanda_land | 2007-10-01 22:42 | アーニーのお話
虹の橋を渡った(1度渡ってから、また私の元に
舞い戻っているかもしれないが)愛犬の思い出を
書き綴っている内に、もう3ヵ月以上経って
しまったが、ささやかな想い出をもう少し。。。

ある時1泊2日で遊びに行く事になった。
アーニーは呼んでも来なかったので、私達は
そのまま出かけてしまった。

家を空けるのはひと晩だし、「お留守番」は彼の
最も嫌いな言葉だったので、わざわざ呼びつけて
おいてしょんぼりさせるのも何だかなぁと思って
しまったのだ。

飲み水は充分あるので、ご飯が少し遅れても大丈夫。
いつもは家に入れるけど、一晩ぐらい犬小屋で
寝かせてもいいだろう、と軽く考えていたのだが、
これが大きな間違いだった。

午後1時ぐらいに帰宅し、母が先にアーニーの
様子を見に行った。

「アーニーの様子がおかしいよ!
名前を呼んでもうんともすんとも言わないし、黙って
じーーっとうずくまってて顔も上げないとよ!」

耳の下辺りの毛が分泌物でどす黒く変色し固まって
おり、寒くもないのに体を丸めたまま動こうと
しない。

アーニーは蒸し暑くなると必ず皮膚に炎症が
起きていたが、前日ちょっと怪しい状態だった
部分が、たったひと晩で急激に悪化していたので
驚いた。

自分を置いたまま家族全員が突然いなくなった事が
余程ショックだったのだろう、普段は底抜けに
陽気でのんびり屋のアーニーが、果てしなく暗い目
をして、何かに怯えている様な顔つきに変っていた。

今思えば、飼い主さんが迎えに来る事も無く、
保健所の檻の中で死を待つだけの犬とそっくりの
表情をしていたのだ。

翌朝リードをつけていつもの様にフェンスの方へ
連れて行こうとすると、妙に足取りが重くなり、
途中でぱたりと止まってしまった。
てこでも動こうとしない。

彼にしてみれば、フェンスの向こうに放されたら
またあの時の様に置き去りにされるかも、という
不安と恐怖があったのだろう。

いつもの甘えん坊将軍ぶりはすっかり影を潜め、
態度もどこかよそよそしくなった。
信頼回復には予想以上に時間がかかり、そんな事が
かれこれ1週間以上続いた。

犬も人間の言葉が分ると知った今なら、外出する事を
きちんと説明していたに違いない。
これは少々賢い犬でも、複雑な話は理解できない
だろうと思い込んでいた頃の苦い想い出である。
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by wanda_land | 2007-09-30 23:08 | アーニーのお話
虹の橋の向こうにいるはずだったアーニーが、
眠っている私のところへ来て感動の再会を
果たしたのは7月13日の事だったが、あれから
何の音沙汰も無かった。

半覚醒状態の時に自力で彼とコンタクトが取れると
分ったので、その状態が作り易いお昼寝を毎回
楽しみにしているのだが、何故だかあれ以来
いい感じに半覚醒状態が作れないのだ。

昨日寝ている時にその状態になった様なので、
私はここぞとばかりに彼の名前を心の中で
呼んでみたが、返事も無ければ気配も感じない。

次に手を上に伸ばすと、いつもの様にナニモノかが
その手を握ってくる。
よし、やっぱり半覚醒状態になっているな。

チャンスを逃したくないので、
「アーニー、おいでおいで! こっちに来て!」と
呼びかけたが、やはり犬の肢らしきものには
触らない。

そこで私は一計を案じた。
私の周りにいるはずのナニモノかに、「アーニーを
呼んで来て!」と頼んだのだ。

私の手をナニモノかの手が次々に握ってくるので、
その1人1人(?)に「お願いね。」と言う思念を
送りながら握り返していると、その直後に今度は
犬の前肢らしきものに触れた。
あ、もしかしたらこれは!

もちろん向こうは何も言わなかったが、なんとなく
「久し振り~、えへへ~♪」と喜んでいる様な
雰囲気を感じた。

尻尾を触ると枯葉みたいな物が幾つも付いていたので、
遊んでいる時にでもくっ付いたのかなと思い、
1枚だけ取ってやった。

これはただの夢だったのかなぁとも思うが、昨日は
1つだけ気が付いた事がある。
それは夢と、半覚醒状態の時に起きる事の決定的な
違いだ。

夢の中では自分以外の姿や風景が見えている。
おぼろげに見えている時もあれば、カラーで
はっきりと見える時もある。

ところが半覚醒状態の時は必ず目をしっかり閉じ、
感触だけに頼っているのだ。
ヘンなものを見てしまうのが恐いわけではなく、
不思議な事に目を開ける、という意識そのものが
頭からすっぽりと抜け落ちてしまう。

こんな体験をしているのは私だけだろうか。。。
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by wanda_land | 2007-09-27 22:05 | アーニーのお話
アーニーは人間が大好きな犬だった。
玄関チャイムが鳴ったり玄関先で物音がすると、
尻尾を振りながら開きかけたドアに殺到していた。

ただしあまりの図体のでかさに(元気だった頃の
体重は42キロ。)、初めて来たお客さんは
目を丸くして、へっぴり腰で用件を済ましていた
のだが。

不審人物を警戒する為だったら、ゴールデンは
不向きだ。

この人間大好きな性格が、あわや大事件を引き
起こすところだった。
それはある雨上がりの夜、街中をお散歩している
時の事だった。

老舗旅館の前を通りかかっていると、そこの
玄関先で4~5人のスーツ姿の男性が立ち話を
していた。

動物的直感でやくざな人達だな、と分ったが
その中に顔見知りの男性(当時は組のNO3)が
いたので、礼儀正しい私はついつい挨拶をして
しまった。
(私が病院の窓口にいた頃、時々患者さんとして
来ていた人だったので、無視するわけにも
いかなかった。)

そのメンバーの別の男性がアーニーの興味を引く
様な素振りをした途端、アーニーはばしゃばしゃと
水飛沫を上げながら、その男性へと突進したのだ。

雨水で汚れた前肢がもう少しで男性のスーツに
かかる一歩手前で、渾身の力を込めてストップを
かけた。

「わっ!すいませんーーん!」

「いやいや、いいですよ。私も犬が好きだしね。」

「すみません! 
 アルマーニのスーツが汚れなかったですか?」

「大丈夫大丈夫。
 あなただったら、いくら汚してもいいですよ。」

その男性は気さくな感じで、笑いながらさらりと
流してくれたので、ほっと胸を撫で下ろした。

老舗旅館が会合場所、どこか自信と余裕のある
態度、そして顔見知りの男性(NO3)が、彼に
丁寧な話し方をしていたところをみると、多分
組長かNO2あたりだったと思われる。

「アルマーニのスーツ」と言うのは単なる冗談
だったが、そんな人物を相手に咄嗟にこんな
軽口を叩けたのは、顔見知りがいたからだ。

もしも顔見知りがいなくて、ドロはねを付けて
しまったらと思うとヒヤリとしたが、アーニーは
相変わらずの脳天気ぶりで、再びとことこ
歩き出した。
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by wanda_land | 2007-09-20 22:08 | アーニーのお話
犬は人間の言葉を正確に聞き分けているのではなく、
言葉の出だしだけを覚えていたり、その調子や
抑揚をなんとなく聞き分けているだけだ、と主張
する動物学者がいるそうだが、果たしてそうだろうか。

好奇心満々の私と母は、早速アーニーを実験台に
する事にした。

おやつを鼻先に持って来て「待て」をさせる。
そして「よし!」の代わりに「よっ!」と
言ってみた。
すると彼はぴくりと動いたもの、ぐっと我慢して
いるではないか。

その後も「よし!。。。こちゃん」「よっしー」
「よす」「よる」「よか」「よーしー」など、
ありとあらゆるフェイントをかけてみたが、見事に
自制していた。

アーニーが忘れた頃に繰り返し実験してみたが、
結果は同じだった。
一刻も早くおやつに食いつこうとして集中している
割には、いや集中しているからこそかもしれないが、
彼は微妙な言葉の違いをきちんと聞き分けていた。
実験は大成功である。

たまにフライングをしてぱくっと咥える事も
あったが、そんな時は本人も何か違う雰囲気を察知
して、口を動かそうとしない。
「聞き間違ったかも。。。」とでも言いたそうな
自信の無さが顔に出ていたりする。

「あれ?  よし!って言ってないよ?
まだ食べたらだめでしょ。まだ待て!」と言って
おやつを引っこ抜こうとすると、ある時は渋々
ながらも成されるがままになったり、またある時は
『だってさっきはよし!って聞こえたんだも~ん
 もぐもぐもぐもぐ
 いいからいいから もぐもぐもぐもぐ
 食べちゃうも~ん えへへへ~』
という感じで開き直ったりしていた。

 
   労働と。。。。
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   報酬。。。
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by wanda_land | 2007-09-18 22:16 | アーニーのお話
犬が顔を舐めるのは親愛の情の表れらしいが、
アーニーはあまり人を舐めない犬だった。
わざと一緒に寝転がって顔と顔をくっつけても、
彼は素知らぬ顔をして、暖かい鼻息だけが私の
顔にかかってきた。

時々母の顔をしつこく舐め回しては、
「もういいよいいよ、アーニーから舐められたら、
肌ががさがさになるもんねー。」とクレームを
つけらていた。

そうか、やつは私より母の方が好きなのか、
いつもは母がご飯をやってるし、おやつの回数も
断然母の方が多いしな。。。。ちえっ。。。。

私がちょっといじけていると、その後こっちへ
向かって来る。
今度は私の番かぁ、舐められたところを洗うと
にゅるにゅるするんだよなぁ、などと思いながらも
嬉しかったりするのだが、彼は役目済ましに
たった1回ぺろん と舐めただけで知らん顔を
するのだ。

ひどい時はおもむろに私に接近したかと思えば、
そのままふいと後ろを向き、その拍子に濡れた
鼻を私の鼻や頬にくっつけるだけの事もあった。

回数は少ないものの、金色の睫毛を伏せながら
優しくそっと私の顔を舐めていたアーニーの顔が
忘れられない。

雨が降るとナナはちゃんと犬小屋に避難するのに、
アーニーはと言えばいつも全身びしょ濡れで、
ピーピー鳴きながらフェンスのドアの隙間から
無理矢理でっかい頭を出そうとしたり、力任せに
こじ開けようとしていた。

せっかくフェンスから出して玄関の中に入れよう
とすると、今度はポーチの所で踏ん張って中に
入ろうとせず、庇からはみ出して寝そべって
いたりする。
フェンスの中もポーチも眺めが少し違うだけで、
外に変りは無いのに、ヘンなやつだ。

しかも外でやればいいのに、玄関の中に入れた途端に
大きく身震いをするので、鏡も靴箱も私もドロはね
だらけになった。

タオルで拭いてもらうのが好きで、特に頭は
「ふきふきしよっか?」と言うとうっとりした
表情になるのが妙に可笑しかった。
タオルでくるりと頭全体を包みながら拭くと、
口を半開きにしてじ~っと大人しくしている。

タオルの両端を顎の下で合わせて、
「ほっかむりが似合うね~。」などとからかって
みたりした。

狭い所に鼻先を突っ込むと安心するのか、毎朝
新聞を私に渡すとすぐに私の右脇にどすっ と
鼻を突っ込んでは、スーハー スーハー と息を
していたっけ。

想い出は尽きない。
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by wanda_land | 2007-09-16 22:12 | アーニーのお話
優しくてのんびりしているアーニーからは想像も
つかない程、仔犬の頃はやんちゃな悪坊主だった。
あのおっとりした外見にはすっかり騙されていた。

生後4~50日の仔犬だった彼を譲り受けて自宅に
連れて帰る車内では、母の腕に大人しく抱かれて
いたが、それはたった1度きりの事。
翌日から存分に暴れ回り、2度と抱っこなどさせて
くれなかった。

歩いている私の後から付いて来ては、左右の足首に
代わりばんこに食いついていたで、ストッキングを
何足もだめにしたものだ。

大きなガラスの花瓶を乗せたコーヒーテーブルを
倒してしまった時も、私達の叫び声に驚いたのか、
自分が原因だと気づいたのか、ソファーと壁の隙間
をマッハ2のスピードですり抜け、フローリングの
上をつるつる滑りながら家の中を逃げ回っていた。

叱られると耳をきゅっと後ろに引き、お尻をちょっと
下げたまま、部屋中逃げ回る姿がアニメの様で
面白かった。

ただ悪坊主ではあったものの、その反面ものすごく
聞き分けのいい犬だった。

抜け毛が多いので、2階とお座敷はお出入り禁止
だったが、これは私達が留守の時にもきっちりと
守っていた。
お仏壇にお供え物があっても、決して盗み食いを
しなかった。

以前飼っていた犬達は、上がってくるどころか
私の部屋におしっこをしたり、うんちまで残して
いたのに。

テーブルの上のお菓子を食い荒らす事もないし、
注意すると靴や家具もぴたりと齧らなくなった。
(あま噛みがひどいのが玉にキズだったが。)

足洗い場で肢を洗って抱き上げる時に、
「行くよー、アーニー、いちにのさん!」と掛け声
を掛けると、「さん!」のところで後肢で地面を
蹴って反動をつけてくれたので、抱えるのがとても
楽だった。

ある夜TVを観ている時に母が突然「うっへーー!」
と叫んだ。
イスに座って組んでいた足の上に、アーニーが
特大のうんちをしている最中だった。
叱られると分っていたくせに、どうしてわざわざ
母の足の上に命中させてしまったのか分らない。

アーニーがいるだけで笑顔になれたし、母との
会話が増えた。
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by wanda_land | 2007-09-15 23:28 | アーニーのお話