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ワンだ~ランド

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なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

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私のわがままにりんごっこさんは快く応じ、その場で早速
アーニーに話しかけてくれた。
(その辺のやり取りが全部残っていないのが残念で
たまらないが。)

 【じゃー、もうちょっと体大切にしてね。
  それだったらじいさんになってもよろしく】

 【いつでもささえてあげるさ  だいじょうぶさ】

頻繁に熱を出し、魂の抜けた半分幽霊の様な状態で残業を
繰り返す毎日だったから、アーニーも心配してくれて
たんだね。

私が「涙が止まらない。」とりんごっこさんに伝えると、これも
すかさずアーニーに通訳してくれた。

 「【あんまり泣かすな】とクレームが・・・」
いいヤツだ。やっぱりいいヤツだ。
ますます目頭が熱くなる。

 「【おやつよろしく】とおねがいが・・・・」
どこまで食い意地が張ってるヤツなんだ。

 「【いっしょに走って】とおねがいが・・・」
ごめんね、帰りが遅いからちっともお散歩に連れて
行けなかったもんね。

 【またプロレスやろうぜ】
2人で押し合いへし合いして遊んでたら、崖から
落っこちそうになった事もあったっけね。

これからもアーニーに是非伝えたい事があったら
りんごっこさんにお願いする事ができる、そう考えたら
微かながら希望が湧いて来た。
by wanda_land | 2005-06-30 21:42 | ワンだ日記
アーニーを家に入れるなと言われて頭に血が昇り、
私は不覚にもおいおい泣きながら父に抗議した。

 「絶対に外には寝せないからね!
 そっちこそなんで今更戻って来たいとか言うわけ?
 家に住んでもいない人からアーニーの事で、
 なんだかんだ文句つけられる筋合いはないから!」

ほんのこの間まではこのワンマンな父親には、恐くて
逆らったり意見を言う事など有りえなかったが今は違う。
生まれて初めて臆せず堂々と話す事ができた。
ただし父には認知症の初期症状が現れていたわけだが。。。

大小を問わずペット達もしっかり感情を持っていて、家族の
言動や思惑に敏感に反応している事などをりんごっこさん
から教えてもらった。
父が家に来る度大喧嘩に発展していたので、アーニーも
そのあたりの事情を察知して色々と心を砕いているのでは
ないか、寿命を縮めているのではないかと考えると、
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

そんな状態が1年以上続いたある日、たまたまチャットで
りんごっこさんに会ったので、アーニーに話しかけて
もらった。
記憶がはっきりしないが多分、
「イヤな思いをさせてごめんね。
お父さんの言ってる事なんか気にしないで、1日でも
長生きしてね。」という内容だったと思う。

その時の貴重な過去ログが一部残っていた。
by wanda_land | 2005-06-29 22:33 | 黒の時代
そんな折も折、日頃から仲の悪かった父との確執が急速に
深まってきた。
勝手に家を出て長年の間別宅住まいだったくせに、
急に私と母が住んでいるこの家に戻ると言い出したから
たまらない。

しかも「一家の主の私でさえ家に住んでいないのに、
なんで犬ごときを家に上げてるんだ!」とアーニーの事まで
難癖をつけられた時には、さすがに体中の血が逆流しそうに
なった。

私の帰宅が遅いのでなかなか部屋に上げてやれない
代わりにと、玄関の中に寝かせているのだ。

しかし私達を完璧に無視し続け、自由気ままな生活を
送っていた人間から、「知り合いに聞いたらな、犬を
ちゃんと訓練したら犬小屋に寝る様になると言われたぞ。
犬なんか家に入れる者は誰もおらん。」としたり顔で
言われたからには、こっちも黙って引き下がるわけには
いかない。

「アーニーは誰が何と言おうと絶対に外に置かないからね。
お父さんよりもアーニーの方がよっぽど家族だと思っているし、
大事だと思ってる!」

アーニーは私の、いや母にとっても大事な家族だ。
しかもあと何年一緒に暮らせるか分からない。
父に食ってかかりながら思わずぽろぽろと涙が出る。
by wanda_land | 2005-06-28 21:50 | ワンだ日記

「膜」が私を包み込んでいた。
薄い薄い膜だ。
とげとげしい言葉が直接突き刺さらない様に、できるだけ
ショックを和らげる様に。

膜の数と厚みは増していき、現実は何枚も重なった膜の
少し向こう側に存在した。
こんな時は視野も狭くなり、眼球の動きも鈍くなるものだと
初めて知った。
左右を見ようとすると頭ごとゆるりと動いてしまう。

人格崩壊から自身を守る為防衛本能が働いたのだろう、
私を包み込んでいた膜は鎧の役目を果たしていたのかも
しれない。
柔らかくてもろい鎧。

 「ワンださん、大丈夫?」時々上司が顔を覗き込む。
 「はい。。。大丈夫です。。。」

大丈夫だと言えるからまだまだいける。
食欲は落ちていないからまだまだいける。
時々は笑えるからまだまだいける。。。。
大きな勘違いだ。

どうも大丈夫では無さそうだなと気づいたとしても、
自力でそこから後戻りするのは難しい。
ボーダーラインを超えるには、ほんの1歩でいいのだ。



アーニー10歳のお誕生日の時の写真でーす。
特別出演で私のお膝が映っております。
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by wanda_land | 2005-06-27 21:55 | ワンだ日記
大殺界と13日の金曜日と仏滅と大厄が1度にやって来たか
の様な、或いは頭痛と高熱と下痢と嘔吐が同時に
表れたかの様な、または冷凍庫の奥底に隠し持っていた
アイスが他人の手に渡った上に、プリンまで賞味期限を
1ケ月も過ぎていた時の様な、最大にして最悪、最悪にして
最低とも言える過酷な日々だった。

現実には戻りたくなかった。
できるものなら職場で起きた事など一切思い出したくも
なかった。
しかし日記のネタはまさにその現実の一部分を切り取り、
薄く薄く延ばしたもの。
こんな話でも誰かに笑ってもらえたらいいな。。。
そう思って必死に書いた。

ワンだ日記を書く事、それは胸が張り裂ける様な現実から
逃避できる唯一の手段だったのではないだろうか。
仕事と人間関係のプレッシャーに押し潰され、自分は
ちっぽけなありんこだと思い込んでいる方がまだしも気が
休まると思う毎日だった。

私の浅い知識や経験ぐらいでは到底やりこなせない仕事と
朝から晩まで向き合い、解決不能な相談事や悩み事が
頻繁に持ち込まれ、恐くて目も見られない同僚と毎日顔を
突き合わせて、皮肉を言われたりなじられたりする。
そんな日が続けば人はおかしくなる。
私もおかしくなっていった。
by wanda_land | 2005-06-26 23:43 | ワンだ日記
元々本を読んだり文章を書くのが大好きだったので、
りんごっこさんが私専用に立ててくれたスレッドで、
私は水を得た魚の様に縦横無尽に書きまくり始めた。

日記を書き終わって送信するのが夜中の1時半になる事も
あったが、疲れよりも充実感の方が遥かに大きかった。
常連さんや名無しさんのツッコミにどうぼけるかも
腕の見せどころといった感じで、楽しみの1つだった。

時には悪乗りし過ぎて過激な方向に走り、お叱りを受けて
謝罪文を載せた事もあった。
良くない事は「ヨクナイ」と言ってくれる仲間がいる。
有り難い。

もちろんりんごっこさんも忙しい中日記の感想を書いたり、
自らの爆笑ネタを披露してスレッドを大いに賑わせて
くれたものである。

まるでおやつをもらおうとして尻尾をぶんぶん振り回し
ながら、お手だの伏せだのありったけの特技を次々に
繰り出しているわんこの様な自分の姿がそこにあった。

でも本当は苦しかった。
仕事も職場の人間関係も家族関係も何もかも、これ以上
無いくらい最低最悪の時期だった。
どうしてあれほど滅茶苦茶な精神状態の時におちゃらけた
日記を書けたのか、今もって謎である。
第2の人格が書いたとしか思えない。
by wanda_land | 2005-06-24 22:34 | ワンだ日記
今日1匹のにゃんこがこの世を旅立った。
おかーさんとおとーさんに心から愛され、1番の宝物だった
にゃんこだ。

飼い主さんがりんごっこさんにSOSを求めて掲示板に
書き込んだのが4月の事。
名前はちびすけちゃんだが、とても美人さんで凛々しい
顔立ちだったので、私も飼い主さんを真似して「姫サマ」と
呼んでいた。

それから2ヶ月というもの、掲示板にはほぼ毎日姫サマの
様子が報告された。
飼い主さんのハジけた書きっぷりに笑ったり、心のこもった
きめ細い介護に感心したり、重体だったはずの姫サマが
散歩に行ったり走ったりする様子に驚いたり、水も食べ物も
受け付けない時にはハラハラしたりと、読む度に一喜一憂
したものだ。

「動物霊の話でマターリするスレ」ではペットの病気や
怪我で悩んでいる人達の相談があると、コテハンさんも
名無しさんも関係なく飼い主さんとペット達を応援するわけ
だが、私にも心臓に爆弾を抱えているアーニーがいるので、
ここのところますます他人事とは思えなくなってきている。
(恥ずかしながら私にはまだやつの死を受け入れる覚悟も
何もできていない。)

あまり苦しまないで本人も納得した上でスムーズに
逝ける様に、というのが飼い主さんの願いだったが、
飼い主さんの腕に抱かれて、眠る様な安らかな
最期だったという。

姫サマ、あなたの気配を少しでも素肌で感じたくて、
おかーさんとおとーさんは短パン着用してるそうだよ。
りんごっこさんからその方法をしっかり教えてもらって、
足にスリスリしておいで。
そしたらまたおかーさんが大喜びでサンバを踊って
くれるかもしれないよ。。。。
by wanda_land | 2005-06-23 22:23 | ワンだ日記
記憶を辿る為に「動物霊の話でマターリするスレ2」の
過去ログを拾い読みしているが、内容が非常に充実して
いるので今でも読み応え充分である。
懐かしさでいっぱいだ。

掲示板に初めて書き込んで5日後私は「ワンだ」という
ハンドルネームをひねり出し、コテハンデビューする事に
なった。
楽しそうに会話をしている人達の仲間に、どうしても
加わりたかったからだ。

マターリスレは私の動物に対する考えをガラリと変えた。
そして最も重要なのはこのマターリスレが私の運命も
変えてしまったという事である。

単なる偶然が重なっただけなのか、それとも何かに
導かれたのかは分からないが、この掲示板を通して
りんごっこさんを始めとする様々な人達との出会いが
あったからこそ今の私は在ると思う。

掲示板では短かい書き込みが基本の様だが、調子に
乗ってスレとは全く無関係の話まで長々と書いていた私に、
りんごっこさんは別に作った掲示板に、私専用のスレッドを
用意してくれていた。
それが  【抱腹】ワンだ日記【絶倒】  だった。
by wanda_land | 2005-06-22 23:12 | 黒の時代
ルークが家出をした本当の理由や、旅の途中に交通事故で
死んでしまった事、私の心変わりを恨むどころか
さよならも言わずに出て行ったのを謝っている事など、
全く予想外の驚くべき内容ばかりだった。

りんごっこさんからのレスを数行読んだところで、画面全体
から発散され、私の胸に勢い良くぶつかって来るものに
私は圧倒され、何が何だか訳が分からぬままワーッと
泣き伏してしまった。
興奮はなかなか収まらない。

もしかすると単なる作り話に過ぎないかもしれない。
りんごっこさんが出した結論には何ひとつ証拠が無いのだ。

しかし私にとって最早証拠などどうでもよかった。
私は無条件に全てを受け入れた。
りんごっこさんの存在を知ったばかりだというのに、
それでも何故か「この人なら信用できる」と直感的に
確信したからだ。

「動物霊の話でマターリするスレ」に続々と相談しに来る
人達とりんごっこさんのやり取りを眺めていると、
ハムスターや小鳥等の小動物でさえ人間並みの複雑な
思考回路を持ち、飼い主さんとの強い絆を結んでいるのが
ひしひしと伝わってくる。

動物学者の中にさえ「動物は感情を持たない。」と
言い切る者もいる。
愚かな人達だ。
by wanda_land | 2005-06-21 21:41 | ワンだ日記
りんごっこさんからのレスが返って来たのは私の書き込み
から9時間後という超特急だった。
りんごっこさんご本人からお許しを頂いたので引用する。

『109 名前:りんごっこ ◆0mXlrTNU
       投稿日: 02/03/03 03:04

>>94
こんばんは、ようこそマターリスレへ。
いつもご愛読ありがとうございます。
おまたせいたしました、りんごっこですどうぞよろしく
おねがいします。

94さん、家出してしてしまったAくんですが、 謝るのは
こっちだよ。
なんにもいわないで家出ちゃってごめんなさい。
ぼく・・さよならいうのがイヤだった。

おわかれするのイヤだけれどぼくたちの世界ではボスの座を
おわれたモノは同じところにいられないんだ。
犬としての誇りをすててあいつの下で生きていくことも考えた。
でもぼくの血がそれを許してはくれなかった。
ぼくは誇り高き犬として家を出る方を選んだんだ。

でもそのあと旅の途中で車にはねられちゃったんだけど
悔やんではいないよ。
ぼくはぼくなりに立派に生きたと思うから。

とのことです。
いまどきめずらしいくらいのりっぱな心根をもった
わんちゃんです。

このこがあなたの夢のなかにでできて、それがあなたの
生まれそだった家の玄関に座っていたというのはあなたの
家のご先祖様達に認められてあなたの守護霊のひとつに
迎えられていることを示しているのです。

このこはあなたとあなたの命がつきるまでいっしょに
いますよ。
誇り高い魂のこのこは悪いモノをあなたに寄りつかせない
強いパワーを持っています。

94さんの心変わりなんて眼中になかったようです。
複数で飼われているわんちゃんって大変なんですね。
ちょっとりんごっこもこのこには感動してしまいました。』


私は声を上げて泣いた。。。
by wanda_land | 2005-06-19 20:21 | ワンだ日記