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ワンだ~ランド

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なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

<   2005年 12月 ( 17 )   > この月の画像一覧

シャワーブースならまだしも、トイレのドアにまで透明なガラスを
使う必要性がどこにあるのだ。ったく。

百葉箱の様なドアの時も落ち着かない気分だったが、こんな
すけすけのドアなんぞは論外中の論外である。
開放的過ぎるこの空間で、果たして私はどこまで頑張れるの
だろうか。
不安が頭をよぎる。

ただしこのドア以外の設備はさすがに申し分ない。
バスタブとシャワーブースを行き来する時に床が濡れないよう、
バスマットは2枚敷いてある。
使った事はないがTVも付いている。

それぞれの洗面台には持ち帰り自由のアメニティーグッズが
お行儀良く並べられ、その中でひと際目立つ物があった。
全体に彫刻を施した様な凝った模様のある赤い箱に入った石鹸で、
大きさといい重さといい、持って帰るのはためらわれる。

今回デパートの工芸品売り場でこれとそっくりの小箱を見つけた。
わざわざ中国の伝統工芸品に似せて作った物らしいが、なにせ
中に入っている石鹸が臭い。
恐ろしいほど臭い。
鼻がひん曲がりそうな匂いを発しているのだ。

どんなに「あたくしをお持ち帰りなさってもよろしくってよ。」と美女から
アピールされても、強烈なワキガと口臭では気分も萎えると
言うものだ。
by wanda_land | 2005-12-30 22:54 | ワンだ日記
なにぃ? お部屋のグレードアップとな?
いやいや、去年も大いに期待させた挙句ただ単に「夜景がきれい」と
いうだけの部屋ではなかったか。

朝から晩までがっつんがっつん歩き回り、夜遅くに帰り着くや否や
買った物の整理や金勘定で大忙しの私達に、「ナイスビュー」な
部屋など豚に真珠である。

またがっかりするに違いない。
期待するのはやめよう。
でもチョコぐらいはテーブルに置いてあるかも。
1度だけツアーの特典でペニンシュラホテルオリジナルのアソート
チョコをもらい、いたく感激したものだった。
こうなりゃ花より団子だ。

シェリーさん(仮名)は足取りも軽く部屋に入ると、
「さあ、いかが?いいでしょ?いいでしょ?ステキな部屋でしょ?」と
言わんばかりの満面の笑顔で振り返ったが、やはりそれはいつもと
大して変わりばえのしない部屋であった。

私は無駄に広げてしまった想像の翼をしおしおと畳み込み、
ブラカップの中に押し込みながらサウスダコタ訛りの英語でこう言った。
「同じタイプの部屋に泊まった事がありますとですたい。」

10年前のツアー料金だったら、敷居もまたがせて頂けなかった
この私が吐いていいセリフではない事はよーく分かっている。
「ビューティホー!」とか「マーベラス!」とか「ワンダホー!」とか
感嘆の言葉を投げかけるべきだったのだ。
たしかに小生意気な言い草であった。すんまっしぇん。

シェリーさんが部屋を出て行くとすぐにバスルームをチェックする。
正面にバスタブ、右側に洗面台とシャワーブース、そして左側には
洗面台とトイレがあった。
白いパイル地のカバーがかかった体重計が置いてある。

しかし、なーーーんだこのトイレはっ。
ガラスのドアが一部透けているではないかっ。
トイレのドアとは、びしっと締め切られて一切内部がうかがい
知れない材質であるべきなのに、なにゆえ透けて見えるのだ。
この頼りないドアを見た途端、私のなけなしの重要かつ貴重な
便意がすーーーっと消え失せるのをはっきりと感じた。


   おっかさんにべた甘え
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by wanda_land | 2005-12-29 21:49 | ワンだ日記
今年は着飾った団体がエレベーターから続々と降りて来るのが
妙に目立つのが印象的だった。
フォーマルドレスに身を包んだゴージャスマダムや紳士達がやたらに
目に付く。

それに引き換え格安ツアーの利用客である私達はと言えば、
普段着でスニーカー履き、しかも海千山千のタクシードライバーに
小銭をまけてもらったちょいビンボーときた。

ただしそんな我々に対してもホテルのフロントの応対は実に爽やかで
親切丁寧だ。
この点でもペニンシュラのポイントは高い。
他にも泊まってみたいホテルはあるが、やっぱり最後はここなのだ。

ここではチェックインをしてくれたスタッフが、そのまま部屋まで案内
してくれる。
この時シェリー・ウォン(仮名)さんが心ときめく一言を発した。
「お部屋のアップグレードをしましたよ。」

出ましたよ、アップグレード!
いよっ、待ってましたアップグレード!

「多分利用何回目かに1度、サービスでアップグレードして
くれるんじゃない?」とミケさんが推測する。
さよか?ほんまか?
全長2mに及ぶ私の想像の翼は瞬く間に拡がり、エレベーターの
壁をぶち破ろうとした。

今度こそはスィートかしら。
リビングと書斎とダイニングがあって、ベッドルームが2つあって、
ジャグジーバスがあって、蛇口は全部金色で、専用のバトラーが
いて。。

香港の写真の代わりにアーニーのへんな顔を。
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by wanda_land | 2005-12-28 22:20 | ワンだ日記
今を遡る事1週間ほど前から「operating system not found」
という背筋も凍る様な画面が頻繁に出始めた。
どうゆう事よ。
Winsがいなくなったのかい。

来客があったのでテーブルのPCをそ~っと移動し、また元に戻して
起動しようとしたらこういうメッセージが出た。
最初はあらゆるキーを押しまくったが反応が無い。
コードを抜いて自然に終了させ立ち上げようとしたが、またもや
同じ画面になる。

2回目はCtr、Alt、Dleteキ-を押してみた。
3回目は画面の前で手を合わせ、ただひたすら祈った。
4回目は黒々とした画面に向かってありったけの念力を送ってみた。
5回目はPCをちょんちょんと叩いてみた。
この間通常通り起動したり、Ctr、Alt、Dleteキーで起動した事もある。

重大ななんとかかんとかがあったのでシステムを復元したらしいが、
どこがどうなっているのかさっぱり分からない。
私のPCは破滅の道を辿っているのだろうか。
こんな時に筆ぐるめをインストールしてしまったのも、良くなかったの
かもしれない。

そろそろ旅行中に撮った画像でも取り込もうかと思ったが、
USBケーブルを差す位置が分からない。
ビデオカメラのどこを捜してもケーブルの先っちょに合う穴が
見つからないのだ。
PCのマニュアルを探し出して、メモリースティックから読み込む
ワザを習得せねば。

マニュアルを見ても差し込む部分の図解が無い。
メーカーとしては、そんな事も分からんばかちんが買うわけが
ないと思っているのだろうが、ばかちんだって買っちゃうのだ。

年の瀬も押し迫ったこの時期に、一気に買い込んだビデオカメラだの
デジカメプリンターだの年賀状作成ソフト(筆ぐるめ)だのが、
器械音痴の私を異次元空間の放浪者へと変えてしまった。
まさにワンだはワンダラーと成り果てた。

分からん。何もかも分からん。
私はどこ?ここは誰?

   たりらりら~~ん♪ ぱらりらり~~ん♪ 
    
by wanda_land | 2005-12-27 23:11 | ワンだ日記
九龍駅で降りてすんなりタクシーに乗り込んだはいいものの、
すぐに出せるのはミケさんの40香港ドルのみだ。
結局私が持っている香港ドルはスーツケースに入ったまま。
足りるのか?

「ちなみに去年のタクシー代は『35~40ドル』って書いてるもんね。」
香港旅行のデータが全て網羅された黒い手帳を開きながら
ミケさんが言った。

旅行中はお金の管理から道案内やレストランの予約と、全てを
取り仕切ってくれる神の様な存在のミケさんの言葉だ、
間違いのあるはずがない。
が、何故かイヤな股間がする。
(この場合「イヤな予感」では表現方法としては弱過ぎて不適当だと
考える。)

スーツケース1個につき5ドル追加されるのをふと思い出した。
つまり少なくともメーター分プラス10ドルは必要なのだ。
それにお釣り程度のチップも考慮に入れなければならない。
メーターはじわじわと上がっていく。
「なんとかなるよ、いざとなったら米ドルもあるしね。」

ホテルに着いた時は既に41、7香港ドルになっていた。
米ドルを渡そうとしたミケさんに、運転手さんは諦めきった顔を
しながら手をぶんぶん振り回した。

そして恐らくもしかして多分きっと、
「イヤイヤイヤ、イイヨイイヨ、モウイイヨ、マケテヤルヨ。」と
広東語で言いながら、とっととその場を走り去ってしまった。

行き先がペニンシュラホテルだと知って少しは期待していたかも
しれないが、チップどころかタクシー代をまけるなどとは、思っても
みなかったに違いない。
   ごめんよごめんよ
by wanda_land | 2005-12-26 23:05 | ワンだ日記
クリスマスがどうしたちゅう話である。
こちとら三連休は働きっぱなしなのである。
年賀状作成の為休日だったはずの明日も出勤である。 ちっ

日曜祝祭日も働きづめの仏教徒の私も、昨日はちょっと
クリスマスチックな夜を過ごした。
家族だけのクリスマスパーチーだ。
帰宅すると兄がハンバーグの和風ソースを作っていた。
兄は時々こうやって料理の腕を振るうのだが、これが毎回
自画自賛のオンパレードなのである。

「う~ん、まいう~やね。さーすがオレ。美味過ぎる。
なかなか他の人にはこの味は出せんやろうなっ。」

何の根拠があってそこまで自分の料理を誉める事ができるのか、
科学的に説明が欲しいところだ。

私は姪っ子2人と義姉に、いかにも香港で買って来たかの様に
偽装したマフラーを用意していた。
2件の某インターネットショップの共同購入で手に入れたラパンの
ボンボンマフラーだ。

B店で買った物の中には恐ろしく質の悪いマフラーが混じっていた。
ブラウンのそれは、しょぼしょぼのすかすかで画像とは全くの別物だ。
大人の女性にあげるのはかえって失礼だろうな。。。
仕方なく姪っ子達にあげたのだが、これが思いの外受けてしまった。

「うわーー、か~わい~い!」
「あー、あたしちょうどこんなの欲しいと思ってたんだー♪」
「ふわふわ~。気持ちいい!」
「こうやって腰に巻いてベルトにしてもいいよね。」

てっきり非難轟々かと思いきや、2人とも大はしゃぎだった。
しかも手にぶら~んと下げながら「このぽんぽん穴が空いてるとこが
かわいいよね♪」と言われた時にはぎくりとした。
小さなボンボンとボンボンの間隔が広過ぎて、みすぼらしい事この上
なしなのに、彼女にとってそれは「かわいい」らしいのだ。

「ええっ?こんなもんでそんなに喜んでくれるの?
よーしっ、そしたらね、この次はもうちょっと色がきれいなマフラーを
買ってあげるね。
お正月には間に合わないかもしれないけど、ちょっと待っててね。
おねーちゃん頑張るから!」
小学生の姪っ子がうっとりしながら頷いた。

待っていなさい。
おねーちゃんはまた稼いでくるから。
こつこつ真面目に働いてくるから。

でもこのマフラー、安サラリーの私の時給より更に安いのは
内緒である。
by wanda_land | 2005-12-25 22:30 | ワンだ日記
ミケさんがEチケットの中のナニモノかをAELのチケットに交換して
くれている様子を、肩慣らしのつもりでビデオで撮る。
ただしバッテリーもSDカードもこれっきりだ、初日から使い過ぎには
ご用心である。

去年残しておいた香港ドルがあるのだが、それを取り出すには
公衆の面前でスーツケースをがば~っと開ける必要がある。
もちろんこんなバカな行動はタブーであるが、隅の方に移動して
友人3人が私の周りを取り囲んできっちりとガードしてくれれば
大丈夫だろう。
とにかくそれさえ取り出せば後は安心してタクシーにも乗れる。

ところがAELのチケットを他の3人に配るや否や、ミケさんは後も
振り返らずにとっとと乗り場へと向かうではないか。
彼方に目を凝らすと既にAELが待機している。
遅れてはならじと、私達もスーツケースをがらがら引きながら
小走りで乗り込んだ。

空港から九龍駅まで約25分という短くて快適な旅が始まる。
by wanda_land | 2005-12-23 22:42 | ワンだ日記
ミケさんの提案でキャサリン(仮名)をビデオに収める事にした。
清水の舞台から飛び降りて骨折しそうになりながら買った、
ソニーのハンディーカムDCR・PC55をほくほくしながらバッグから
取り出した。

機内の様子を撮るフリをして、しゃきしゃきと立ち働いている
キャサリンにあくまでもさり気な~くレンズを向ける。
撮影成功!

と思いきや映像が無くなっているではないか。
撮影直後に機内で確認して保存したはずなのに、跡形も無く
消えていた。
お宝映像の1つだったのに残念でたまらない。

そうこうしているうちに飛行機は香港のチェクラップコック空港に
到着だ。
乗客は延々と歩かされた後イミグレーションまで電車で運ばれる。

以前は並んでいる人数や入国審査で引っかかりそうなアヤシイ
人物などを素早く観察し、どのラインにいたら早く入国できるか
予想するワザが必要だったが、おととしあたりから大きな変化が
見られる。
一列に並んでいると、空港職員が空いた所を指差して教えて
くれるのだ。

運が悪いと30分以上待たされてイライラした事など嘘の様に審査が
スムーズに終わり、スーツケースもすぐに手元に来た。
ホテルまではリムジンバスかAEL(エアポートエクスプレス)が無料で
使えるのだが、もちろんAELを選ぶ。

リムジンバスなんぞに乗ったら最後、一緒に乗っている他の観光客が
宿泊するホテルを幾つも経由しなくてはならない。
私達は到着ロビーを抜けAEL(エアポートエクスプレス)の
カウンターに進む。
by wanda_land | 2005-12-20 21:14 | ワンだ日記
機はがくがく揺れながら台湾の地に向かって降下する。
話の種にでもなるかと思い、わざわざ手荷物を全部持って
台北空港に降りてみた。

天井が低く随分と古びた建物で、天井板が剥げ落ちたままに
なっており、みすぼらしい印象を持った。
面積も店舗数も香港のチェクラップコック空港には遥かに及ばない。
ミケさんとモモさんの3人で通路を往復し、店内にも入ってみたが
どことなく垢抜けない感じだ。

再び機内に戻ると、あの客室乗務員のキャサリン・チョイさん(仮名)の
メイクが一段と濃くなっていた。
短い合間を縫い、トイレにも行かずに渾身の力を振り絞って
塗り直したのだろう、青い瞼はより一層青くなっていた。
きっと彼女が香港のアイシャドウ年間消費率を一気に上げているに
違いない。

小さな目が気になってついつい塗り過ぎてしまうのかもしれないが、
メイクがきついとかえってその部分をじっと見てしまうものだ。

「他のとこに目を逸らせばいいのにね。
 口紅をこーんな風に描くとかさ。」
ミケさんが人差し指で自分の口の周りを大き目のアウトカーブで
なぞる。

「そうよそうよ、それとか鼻になんか付けるとかね。」
私の頭に浮かんだのはピエロみたいな赤くて丸い鼻である。
水玉模様であれば尚よろしい。
そうすればきっと衆人の注目は鼻にしか集まらないだろう。

口紅もみっちりと塗られていた。
リップブラシで彼女の唇をなぞったら、恐らくあと3人分位の量が
くっついてくるだろう。
誰かキャサリンの目を覚ましてくれちゅう話である。

またキャサリンは動きが素早い。
あまりにも早過ぎて、キャサリンが注いでくれたカップの中の
飲み物がたっぷんたっぷんと揺れて、今にもこぼれそうになるのだ。
ミケさんに飲み物を渡していたかと思えば、1メートル程後方に
瞬間移動している。
ワイヤーで吊られているとしか思えない様な動きであった。
by wanda_land | 2005-12-19 23:14 | ワンだ日記
おとといは職場の忘年会だった。
勤務地が4ヶ所に点在しているので、普段は殆ど顔を合わせる
機会が無く、見たこともない面々や名前が分からないスタッフが
何人もいて、どこかで見かけても同僚なのか赤の他人か区別が
つけられない自信がある。

会場の入り口で箱を持ったスタッフ達が待っていた。
ここで席順が書いてあるくじを引いて席に着くのが恒例となって
いるが、これはこの先約3時間の運命を決める重要なカギとなる。

引っ込み思案の私が喋った事もない人達の隣に座るのはちょっと
苦痛だし、あの鬼山・鬼林なんぞの近くだったらそれこそ一巻の
終わりである。
仮死状態に陥って急場を凌ぐしかない。
しかし幸い周囲は知っている人が多くて密かにほっとした。

部署別に自己紹介をしなくてはならないらしい。
悪酔いして暴言を吐かない様宴会の前に無臭ニンニクパウダーを
飲んだが、ビールを2杯ほど飲んだところでなんだかとてもイイ気分に
なってきた。
ステージに上がった頃にはできあがる1歩手前といったところだった。

「今晩は、ワンだです。
 えー、今日はですね、とても嬉しい事がありました♪
 グループホームの某・狸山マツさんが朝ごはんの時に、私の
 お尻をぺろ~んと撫でながら『あんたのケツのこまかのー。』と
 言われました。

今まで27年間生きてきて。。。。いやいやいやいや。
31年間ですか。。。。いやいやいやいや。
お尻が小さいと言われたのは生まれて初めてで、いい思い出に
なりました。
明日の狸山マツさんのご飯の盛りは2倍だなと思いました。」

私はアセトアルデヒド分解酵素を毎秒0、1マイクログラムづつ分泌
させると同時に、そこらにいるよっぱなおやじの如く、マイクを片手に
へらへら笑っていた。
「27年間」も「31年間」も、ツッコミが入らなければ自分で
ツッコムしかないちゅう話である。
by wanda_land | 2005-12-17 21:34 | ワンだ日記