ブログトップ

ワンだ~ランド

wandaland.exblog.jp

なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

<   2006年 06月 ( 16 )   > この月の画像一覧

法事の為各地から親戚が集まって来た日の
事だ。
初めて見る顔もあるし、数十年振りに
会った人もいた。

こんな機会は滅多にないので、母が法事の
後はいとこ会として宴席をもうけ、そのまま
1泊する事になった。

出かける時に親戚のおばさんから言われ、
玄関脇にあるお座敷の戸を閉めた。
お仏壇のある部屋だ。
夜は2匹の犬を玄関に入れるので、お座敷に
抜け毛が入り込むのを防止する為だ。

翌日母達は長崎へと出発し、私だけ仕事で
銀行回りをしてから帰宅。
夕方いつもの様にお仏壇のお茶・水を片付けて、
犬達を玄関に入れようとした時異変に気づいた。

お座敷の戸の右側が20センチ程開いて
いるのだ。
ぎょっとした。

私はできるだけ深く考えないようにして、
それを静かに閉めた。
閉めたはいいものの、今度は左右の戸が逆に
なっている事に気づいた。

出かける時にばたばたしていたから、いつも
しない事をしてしまったのか?
左右の戸を逆に閉め、右側の戸を中途半端に
閉めるという?
いや、それは考えられない。

左右が間違っていれば、いつも開け閉めする
左側の戸が手前、右側が奥になってしまう。
わずか数cmの差でも、ぱっと見た瞬間の
立体感が全く違うし、目ざとい親戚のおばさん
からもきっと指摘されるはず。

母にも翌日確認を取ったが、ちゃんといつもの
様に閉まっていたと断言した。

左右逆どころか、日頃は絶対に絶対に動かさず
閉めっ放しにしている右側が開いていたのは
いかにも奇妙だ。

建てつけが悪くなったのか、戸の滑りはかなり
悪く、体の一部がちょっと触れたぐらいでは
1mm足りとも動かない。

しかもその奇妙な光景を見る直前に、私は
お茶・水を載せたお盆を左手に持ち替え、
右手できっちりと閉めている。

その夜はたった1人で過ごさなくてはいけない
のに、まったくついていない。
先日のアラーム事件といい、今度の事件といい、
不可解な現象だ。

ご先祖様が何かを伝えたかったのだろうか。
でもね~物を動かす力があるんだから、
しゃきっと姿を現して直接言えないものかしら。
[PR]
by wanda_land | 2006-06-30 20:45 | ワンだ日記
朝6時。
今日もまたどこからともなく目覚まし時計
のアラームが聞こえて来る。

スヌーズになっているのだろう、徐々に
音の間隔が短くなっていく。
もうあと少し眠りたいのに、遠くから
聞こえて来るその音が気になって仕方が
無い。

時計の持ち主は人はなかなか目が覚め
ないらしく、1分程で自動的に音が止まる
のが常だ。

ご近所さんなのかな? 
それとも隣に住んでいる姪っ子の時計?
毎日朝寝坊してるんじゃないの?

しかしよくよく考えると、今まで全く
聞こえなかった音が今になって聞こえる
というのも変な話だ。
案外隣室の母が犯人かもしれないな。
高い音が聞こえにくくなっているし。

3週間以上は経った頃だ。
私は母に尋ねてみたが頑として否定した。
「私のじゃないよ、だって6時前から
 起きてるんだから。」

その翌朝もアラームは6時に鳴り始め、
私はそっとベッドを抜け出した。
どうやら階下から聞こえて来るらしい。
音源を辿って行くと、それはお座敷の隣の
和室だった。

  やっと見つけた!

しかし私と母はもちろん、時々やって来る
姪っ子達もいじっていない。

その目覚まし時計は亡き父が使っていた
物で、遺影の前にぽつんと置いてあった。
2年半の間誰も触れていないのに、何故
今になって突然鳴り出したのだろう。
首を捻りながらアラームをオフにした。

しかし奇妙な事はこれだけではなかった。。。
[PR]
by wanda_land | 2006-06-29 21:11 | ワンだ日記
最早これまで。。。
私はがっくりと膝を付き、ワンだ家に代々伝わるムラシマ
だかアキサメだかサメハダだかムラサメだかを懐から
取り出した。
人の血を求めて夜な夜なむせび泣くという妖刀である。

もし私の身に何かが起きた時、敵方の手中に落ちて
恥辱にまみれる前に、この小刀にて潔く身の始末を
するよう、我が母から譲り受けたものである。

私も武士のはしくれだ。
こうなれば腹掻っさばいてご先祖様に詫びを入れねば、
死してもワンだ家の墓には入れてもらえぬに違いない。
ああ、神よ仏よ、何卒このワンだの大失態を許し給え。

鞘からスラリと刀を抜くと、ムラサメの刃はぎらりと
光った。
亡くなった祖父が手入れをする度に、指を切ったという
伝説の刀である。

そうこうしているうちにサイトから退会届受理の
メールが届いた。
まさに電光石火の早業である。
そして男性からのメールもぴたりと止んだ。

しかしこの2人、色恋沙汰に関しては既に第一線を退き
(第一線にいたかどうか、今となっては不明であるが。)、
現在は草花を愛で、蝶と戯れる穏やかな隠遁生活を
送っている私に、ソッコーでメールを送って来るとは、
随分酔狂な御仁である。

こんなマニアックな趣味を持つ人がいてこそ、世の中は
バランスを保っているのかもしれない。

懸賞サイト。
当たるところほど裏に何かある、と私は確信する。

ここをブログ中で勧めていた●●さん、ありがとうござい
ましてよ、日記のネタを下さって。
お陰様で10分ちょっとの間の出来事を4日に渡って
書く事ができましたの。
叩いて延ばす金箔職人の面目躍如でございますわ。
心から感謝申し上げますことよ。  ほっほっほ
[PR]
by wanda_land | 2006-06-27 21:05 | ワンだ日記
大ピンチに立たされた時に全身から
だらだらと出る、がまの油より希少価値の
高い分泌物にまみれながら、必死に頭を
巡らすものの、考えがなかなか
まとまらない。

しばし呆然としていたがこうやっている
間にも、どこの馬の骨ともわからんやつが
私の情報を見ている可能性は高い。
気を取り直して退会届を出したが、ほっと
したのも束の間またもや「着信アリ」で
ある。

2人目からのメールだ。

「HN(名前は言えません)さん
 こんばんわ☆多分知ってると思います」

「知ってる」ってあなたが私の事を?
私の顔?名前?
それとも私があなたの事を知っている、
という意味??????

はてなマークを10本ほど頭に突き刺し
ながら、短い文章の裏に隠されている
真実を探ろうとしたが、どれもが皆推測の
域を超えなかった。

こういうサイトは新顔が現れたら、即座に
携帯にメールが届くのだろう。
リアクションがあまりにも早過ぎる。

大慌てでサイトに問い合わせのメールを
出すと、退会届に必要なIDとパスワード
を送って来た。

まるですっぽんぽんのまま衆人環境の中に
放り出された様な気分だった。
顔とFカップの胸(基底部の一部分が
埋没している為Cカップ程度にしか見え
ないのがまことに残念であるが)と、
魔の三角地帯、どれを先に隠せばいいか
ちゅう話である。

私は「自分をさらしてでもエッチしまくり
たい色情狂のばか女」として、ワンだ家の
家名に泥を塗ってしまったのだ。。。。。
[PR]
by wanda_land | 2006-06-26 21:45 | ワンだ日記
メールには風変わりなタイトルが付いていて、
見知らぬ男性からのメールのほんの一部が
表示されていた。

「〇〇(HNが書いてある)内科医 
 ストレートに連絡取れますか?
 〇△病院にも」と。

メールを出す相手を間違ったのかな、と最初は思った。
しかし私のメルアドは迷惑メール撃退の為、
半角英文字をランダムに打ったもので、私でさえ
覚えていない代物だ。
わけのわからん業者から見破られる確率は、
恐らく24兆2756億分の1といったところだ。

〇△病院は私も知っているが、それが何だと言い
たいのだろう。
メールの続きはその下にあるURLにアクセス
しなくては読めないらしい。

そこで初めて自分が出会い系サイトに、図らずも
メンバー登録してしまった事に気づいた。
一生の不覚であった。

さっき入力した私の個人情報のどの部分が公開
されたのだろう。
ついさっきまでぼんやり眺めていたサイトに、
私の事はどんな風に書かれているのだろう。

酒もタバコもギャンブルも女遊びもせずに、
クソ真面目1本道をひたひたと走り続けて来た
この私が、一夜にしてネットを通じて堂々と
男漁りをしているばか女に成り下がって
しまったのである。

誕生日のプレゼントは何がいいかと聞かれると、
必ず「ステキな彼! うふっ。」と答えるように
してはいるものの、最初からエッチ目的の男には
関心は無い。

腐っても鯛なのである。
武士は食わねど高楊枝なのである。
枯れ木も山の賑わいなのである。
つまりこんな私にもプライドというものがあるのだ。

あまりのショックに脂汗が大量に出た。
全身の穴という穴から、その他もろもろの
出てはならないナニかもじわじわと噴き出してきた。
[PR]
by wanda_land | 2006-06-24 23:24 | ワンだ日記
危うく出会い系サイトデビューを果たすところだった。
いや正確に言うと、ついうっかりデビューしちゃったのだが。

ただの懸賞応募サイトだと思い、何の気なしに登録した。
するとその直後に「当選されました!」というお知らせメ
ールが来た。

楽天のスピードくじなどはずればかりで、たまに当たっても
たったの1ポイント。
話がうますぎるとは思ったのだ。

しかし脳天気な私は素直にそのHPにアクセスし、
氏名や住所、携帯とパソコンのメアドなど基本的な
情報を入力すると、すぐにまた携帯にIDとパスワードが
送られて来た。

それを使って私がもらえる商品を見に来い、というわけだ。
それが私の様なうっかり者で面倒くさがり屋にとって、
トラップだとは思いもしなかった。

夜はコンタクトレンズを外しているし、豆粒みたいな小さな
文字で書かれている利用規約など、面倒臭くてすっ飛ばして
しまったのだ。
相手の思惑通りに。

パスワードを入力すると、別のサイトに飛んだ。
そこには男性の自己紹介欄があり、中には堂々と自分の
画像を出している人もいた。
全員県内在住だ。

好奇心にかられてひと通り眺めてみたものの、読書と
お昼寝とビデオ鑑賞が3度のおやつの次くらい好きな
私にとって、こんなアヤシイサイトに魅力は感じない。

それにしても当たった賞品ってどこに書いてあるんだろう。。。
首をかしげていると、間もなく携帯にメールが届いた。。。
[PR]
by wanda_land | 2006-06-23 22:50 | ワンだ日記
ノラ猫たまちゃんの飼い主決定!!!!
たまちゃんが職場の周辺をうろつく様になった日から
今日まで、勤務の都合上たまたま会わなかった犬和さんが、
自分の家に連れて帰ると言ってくれたのだ。

私の喜びはいかばかりだったか。
犬和さんが男性でなかったら、きっと抱きついて
押し倒してちゅうをしていただろう。

「オレのパンをやったらがつがつ食うもんなー。」

朝一番の犬和さんのさり気無い言葉に、少しだけほっと
した。
そうかそうか、まだたまちゃんは生きていたのか、
そして食べる元気が残っていたのか、と。
でも犬和さんはパンを与えてくれただけではなかったのだ。

シートの上でひっそりと寝ているたまちゃんに未練を
残しながら、私は久々の2連休に突入したのだが、
たまちゃんが気になって仕方が無かった。
もしかしたら飢え死にしてるかもしれない。
カラスに襲われたかも。。。
しかしたまちゃんは強運の持ち主だった。

たった2日の間にたまちゃんは随分人に慣れていて、
呼ぶと寄って来たり、気持ち良さそうに撫でられたり、
体をこすりつけたりもするようになった。

「でも家には入れんよ。
子供が喘息だから家の中では飼わない。
納屋(?)の2階に置いておくよ。」

いーじゃないかいーじゃないか。
こうなったら室内飼いしかだめとか、豪邸に住んでる人
しかだめとか、贅沢言っちゃいられませんよ。

たまちゃんという仮の名前を付けた犬浜さんも、
「いや~、犬和さんが神々しく見えるわ~!」と大喜び
して、私が段ボールで急造した寝床に敷くように、
お古のクッションを持って来てくれた。

こうなったら公然とたまちゃんの世話ができる。
早速牛乳と蒸しパンをやると、たまちゃんは牛乳だけ
ぴちゃぴちゃ飲んでいた。
牛乳で下痢をする事もあるらしいが、敷地内に下痢便の
跡が無いし、水道水は飲まないのでとりあえず
少しずつ飲ませる事にした。

23日の夜勤明けに連れて帰るそうだ。
どうかそれまでたまちゃんが元気でいますように。
そして犬和さんの気持ちが変わりませんように。
  ナモナモ ナモナモ
[PR]
by wanda_land | 2006-06-20 22:06 | ワンだ日記
ノラにゃんのたまちゃんが突然現れて2日目。
同僚の犬浜さんがこう提案した。
「神社の境内にでも置いて来たら、誰かが拾って
くれるかもしれないよ。
ここで死なれても困るしね。」

「たまちゃん」という名前は犬福さんの命名だ。
人気の無い神社の境内に置いて行くのは最善とは
言えないけれど、他にいい方法は思いつかない。
職場で飼うのは絶対に無理なのだ。

「じゃさ、お腹空いてるみたいだから、連れて行く前に
牛乳かなんかちょっとあげよっか。」

食べ物をやりたくてもぐっと我慢している私達に有無も
言わせず、犬浜さんは卵豆腐が入っていたケースに
牛乳を注いだ。
それを一心不乱に飲んでいるたまちゃんの背中の骨は
浮き出し、仔猫特有のぷくぷくした丸さは無い。

建物に入って来ようとするたまちゃんを、床を踏み鳴らして
追い払っていた犬福さんが、カルシウムせんべいを
持って来た。

「これを牛乳に浸してやったら?」

お腹いっぱいになったところで箱に入れ、半ドンで帰る
同僚に神社へ連れて行ってもらう予定だったが、
お菓子の袋を開けた音に驚き、たまちゃんは素早く
逃げてしまった。

どうせ飼う気が無いなら深入りしちゃだめ。
分かっていてもやっぱり気になって仕方が無い。
帰りがけに見に行くと、たまたま置いてあったシートの上に
ひっそりと寝ていた。

最初は牙をむき出して威嚇していたが、しゃがみ込んで
ゆっくり話しかけると、目をしぱしぱさせながら穏やかな
顔になった。

拾ってもらえる確率は0に近いだろう。
たまちゃんの将来は明るくない。
たまちゃんが短い命を終える前に人間の優しさを
感じた方がいいのか、それとも下手に希望を持たせない
方がいいのか、私はいつまでもうじうじと考えている。
[PR]
by wanda_land | 2006-06-19 22:33 | ワンだ日記
昨日から職場の敷地内で仔猫がうろついている。
似た様な模様ののら猫を時々見かけていたので、
もしかしたらその猫が産んだのかもしれない。

最初は私が近づくとすぐに逃げていたが、空腹に負けた
のか警戒心が少し薄れたのか、果敢に台所の網戸の
隙間をくぐり抜けて中に入ってしまった。

これはまずいと思ってすぐに外に誘導したが、その後も
網戸に顔をくっつけて必死に鳴いて訴えている。
網戸を隔てたこちら側から手を近づけても逃げようと
しなくなった。

根負けした同僚が、「ねえ、何かやってもいい?」と
誰とも無しに聞いていたが、間髪入れずに返事が返って来た。

「だめー!」

そう言った同僚も実は猫を好きなのだ。

猫好きも多いが、下手に食べ物を与えて居つかれては困る。
最後まで面倒を看られないならば、下手な同情心は
かえって仇になる。
軽く無視して仔猫が諦めるのを待つしかない。

私も「何にもないんだよ。やれないの。ごめんね。」と
何度も言い聞かせて、なるべく仔猫の事を考えない様に
していたが、今日も現れた。

まだ生後2ヶ月かそこらだろうか。
私が近づくと最初は逃げる体勢になりながら威嚇するが、
しゃがみ込んで話しかけると表情が和らいでじっとしていた。

でもね、この先ノラのままで生きるんだったら、あんまり
人間を信じちゃだめだよ。
キミをからかったり苛めたいと思う人間も、いっぱいいっぱい
いるんだからね。
悲しい事だけど。。。
[PR]
by wanda_land | 2006-06-17 23:10 | ワンだ日記
読書三昧と爆睡三昧という至福の時を過ごした後居間に
下りて行くと、テーブルにお買い物袋が置いてあった。
玄関のドアに下げてあったらしい。

母は私の知人が置いて行ったんだろうと勘違いしていたが、
メモに書いてあった名前には全く思い当たる節が無い。
袋の中にはメモ・6月のスケジュール表・DVD・お手製
らしいクッキー・歯磨きが入っていた。

メモの文面によると、渡す予定だった相手は顔見知りの
はずなのに、訪れる家を間違っている。
明らかに不自然だ。
「NEW WA●S」という文字が目を引いた。

はっは~ん。
私の目がギラリと光る。
早速ネットで調べてみた。
もちろんキーワードは
  「NEW WA●S マルチ商法」である。

出てくる出てくる、この「NEW WA●S」なるものが
マルチ商法である証拠の品が。

去年は危うくシャン●ールに引っかかりそうになったところを
免れたのを思い出す。
あれは奇跡に近い出来事だった。

後は書類に印鑑を押すだけのぎりぎりの瀬戸際で、
銀行印を職場に置きっ放しにする、という絶対に
あり得ないハプニングが起きたのだ。

実印としても使っている大事な印鑑だ、いくらそそっかしい
私でも、鍵もかけていない机の引き出しに入れたまま
だったのは、後にも先にもあの1度切りだ。

それがきっかけでマルチ商法にのめり込んでいった人の
手記を読み始めたが、人間のあらゆる欲望と野望が
そこに渦巻いていて、一気に引き込まれていった。

メモによると渡す相手は新しいターゲットらしい。
同情を感じる。
セミナーに誘い、腕によりをかけてアリ地獄に誘い込む
つもりなのだろう。

お買い物袋は元通り我が家の玄関ドアに結んでおいた。
きっと「連絡はマメに取る」というのは鉄則だから、
渡す相手を間違ったととっくに気づいているに違いない。
さてさてこれをもらった人の運命やいかに。
[PR]
by wanda_land | 2006-06-15 21:52 | ワンだ日記