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ワンだ~ランド

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なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

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突然の事に驚いたのもあり、その友人が
事細かに説明してくれた経過はうろ覚えだ。
何と声を掛ければいいのか私達3人は戸惑って
いた。

主治医がセカンドオピニオンを勧めてくれて、
受診した先の大学病院でも「うちでも殆ど
例がありません。」と言われたらしい。
非常に珍しい病気で治療方法が無い、予後も
悪いという最悪の状況だ。
血液検査にも引っかからないという。

検査を2度3度と受けた後、主治医から友人に
電話が掛かってきた。

「どうも虫垂癌ではない様です。」

それは手術の1日か2日前の事だった。
放射線科の先生が違う見解を示したらしく、
晴れて癌の疑いから解放されたわけだが、
友人は手術後の職場復帰はあり得ないと確信して、
会社の社長にだけは事情を話し、社長の娘さんに
引継ぎをやっていたところだった。

実家のお母さんに電話でその事を報告すると、
緊張が一気に解けた為か、
「なんでお母さんじゃなかったんだろうって、
思ってたよ。。。」と泣かれたそうだ。
子供に先立たれるより辛い事もないだろう。

「まあね、私は別にこの世に未練があるわけ
でもないし、子供もいないけど、やっぱり
心の準備ってものがあるやない?
ちょうど忙しい真っ最中だったから、仕事を
休むわけにもいかないしね。

お母さんが私のスカートを作ってくれてたけど、
いつもだったら半日ぐらいで仕上げてたのに、
ずーっとテーブルに置きっ放しになってる
わけよ。
その時は出来上がるまで4~5日かかったね。」

いくら虫垂癌ではないと言われても、友人と
してはこの際開腹してもらい、白黒はっきり
させて欲しかったのだが、病巣が無いのに
下手に手術をしたら、他の部位に悪影響が
出るかもしれないという理由で、断られたそうだ。

私達はこらえ切れずに涙を拭った。。。
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by wanda_land | 2006-10-18 23:01 | ワンだ日記
「さて、それでは本題に入ります。」
りんご算を駆使する友人が、急に居ずまいを
正してそう言った。
(ちなみにりんご算とは数字をりんごに置き換えて
計算する方法であるが、詳細は不明。
去年か一昨年の日記に記載あり。)

私達は年に2回ほどこうして集まり、とりとめも
無い話をしながら食事をするのだが、
いつもは休日の前夜なのに今回は珍しく
日曜の夕方だった。

注文したお料理がテーブルに並んだ直後だった。
今から食べ始めるという時になって何の話を
するのだろう。
私はワンだ家に代々伝わる黄金のハテナマークを
1本だけ、そっと頭頂部に突き刺した。

彼女が語った話は驚くべき内容だった。

「私さ、定期的に病院で検査を受けてるよね。
それで9月も病院に行ったのよ。。。」

検査の結果、彼女は虫垂癌と宣告されたのだ。
虫垂癌はかなり稀な病気でこれといった
治療方法も無く、手術しにくい部位らしい。
たとえ切除したとしても予後も悪く、生存率は低い。
つまり死の宣告を受けてしまったのだ。

「普通さ~、そういう場合お医者さんって
『奇跡を信じましょう。』とか何とか言うじゃない?
でもその先生ね、なーんにも言ってくれないわけよ。」

彼女はダイアリーのカレンダーを見ながら、
今日までの経過を詳しく語り始めた。
果てしなく暗い話なのに、彼女の口調はいつもと
変わらない。

私とあとの2人も凍りついた様になって、
話に聞き入っていた。。。。
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by wanda_land | 2006-10-16 22:23 | ワンだ日記
アークエンジェルズの大阪本部と広島現場
事務所には、全国から支援物資が続々と
届いている。

支援金は幾らあっても足りる事はないが、
複合機とノートパソコンを残して支援物資
のお願いは一時休止となっている。

全国各地から500人ものボランィアが
広島に集結したそうだ。
彼等の手によって劣悪だった環境は、清潔
で安心できる場所に着々と変わりつつ
ある様だ。


動物保護活動については誹謗中傷の類も
付き物だ。
偽善・売名行為・自己満足。
動物よりも人間が優先だろう?
犬や猫を飼う事自体が束縛という虐待
なのさ、と。。。。

クソ食らえである。

売名行為、大いに結構。
名前を売る為の手段だろうが何だろうが、
それで飢餓に喘ぎ、病気で苦しんでいる
動物達がおなかいっぱい食べられるのだ。
暖かい毛布の上で眠れるのだ。

そしてきちんと治療を受けて、元気に
走り回れる様になるのだ。

自己満足でもいいじゃないか。
「わずかなお小遣いだけど、これで治療費
の1回分ぐらいにはなるかな。」
「うちのわんこのおやつを送ったけど、
食べてくれたかな。」。。。。

私達はその時の事を想像し、ほんの少し
ほっとする。
何らかのお手伝いができたかな、と
ささやかな満足感に浸る。
それのいったいどこが悪いのだ。

最低なのはこんな悲惨な事件に何も
感じず、支援に動いている人達を目の
片隅で冷淡に捕らえ、非難し揶揄する
だけの脳みそずるずるの愚か者だ。

現地で活動されている方達に必要なもの
は、決してお金や物資・マンパワーだけ
ではないと思う。
それは人々のまごころではないだろうか。

渦中の犬達に憐れみを感じ、共感して
くれる人々がこんなにも沢山いるのだと
いう事実、救いを求めればすぐさま応えて
くれる人が日本中にいるという心強さが、
自分達の行動は正しかったんだという
自信と、レスキューへの活力に繋がると
信じる。

来る10月21(土)、22日(日)
午前10時~午後5時
広島ドッグパークにて譲渡会が開催される
予定だ。

家族の一員として迎えられる犬が沢山
います様に。
そして2度と人間に虐待を受け、悲しい
思いをしません様に。。。
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by wanda_land | 2006-10-03 21:50 | ワンだ日記
まずこの事件において、まさに寝食を
忘れて目ざましい活動を展開されている
アークエンジェルズと、その支援者の
方々に心から感謝致します。

アークエンジェルズの本拠地は大阪で、
今は現地で昼夜を分かたず必死の活動が
成されている。

(アークエンジェルズを騙った詐欺も
確認されている様なので、お金や物資の
援助等の場合、アークエンジェルズの
HPできちんと確認して下さい。)


私がこの事件を知ったのは2日前。
1年以上前に閉園となった広島ドッグ・
パークに500頭以上の犬達が小さな
犬舎に閉じ込められたまま、1ケ月以上
水も食料も満足に与えられず瀕死の状態に
なっているというのだ。

現場の画像を昨夜やっと見る事ができた。
思わず息を呑んだ。

小さな犬舎に押し込められ、行動を制限
されていた犬達は体重が標準の三分の一
程度。
我が家のゴールデンは40キロあるが、
ドッグバークのゴールデンはなんと僅か
7キロ台だ。

骨に皮が張り付いただけの状態で、犬種が
分からないほどガリガリに痩せこけている。
切羽詰って糞まで食べていたらしい。

中には耳を食いちぎられたり、前肢を
失っている犬もいた。
飢餓状態の中で食うか食われるかの惨劇が
行われていたのだろうか。

脱出しようとして何度も爪で必死に
引っ掻いたのだろう、犬舎に穴が開いて
ボロボロだ。

大型犬のアイリッシュセターが、身を
よじって狭苦しい犬舎に入っている。
体高よりもずっと天井の低い場所で、
立ち上がる事さえできない。
まともに歩けるのだろうか。

栄養失調から眼球が小さくなるという事も
初めて知った事実だ。
眼球が陥没したフレンチブルドッグや、
ストレスで自分の尻尾を噛み千切っていた
ミニチュアダックスの姿が痛々しい。

私に今できるのは少しでも多くの方々に、
この事実を知って頂く事だろう。
その後どんな行動に出るのかは個々人の
自由だ。

きっと今日も現地では関係者の方々が
犬達の為に頑張っておられるだろう。
無理をせず体調に気をつけて下さい。

よかったねわんこ達。
もう寂しくて悲しくて、死だけを待つ
日々は過ぎ去ったよ。
人の手の暖かさを、愛をしっかりと
受け止めて!
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by wanda_land | 2006-10-02 20:17 | ワンだ日記
広島でとんでもない事件が起きた。
いつも見にいくブログの管理人さんの
書き込みで知ったその事件の現場は、
広島ドッグパークである。

捨てられた犬や猫達の里親探しや、
ケガや病気の治療の援助など、精力的に
活動されている管理人さんをして、
「こんな酷い状況ははじめてみました」と
言わしめた、その地獄絵図とは何か。。。

広島から遠く離れた私にできる事は
何だろう。
とりあえず思いついたのはブログで
その悲惨な状況を、できるだけ沢山の
方達に伝える事、そして募金ぐらいだ。

焼け石に水とは思ったが、心ばかりの
お金をさっき送金した。

       お願い
どうかこの傷ついた多数の犬達の現状を
その目で見て下さい。
そしてどんなささやかな事でも構いません、
彼等が再び人間を信頼し、安心して
暮らせる様何らかのご支援をお願い
致します。

広島ドッグパークと、ボランティア団体の
アークエンジェルスさんによるレスキュー
の様子はここで。
   ↓

http://ark-angels.com/rescue.html
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by wanda_land | 2006-10-02 00:08 | ワンだ日記