ブログトップ

ワンだ~ランド

wandaland.exblog.jp

なにげない出来事を薄く薄くのばしていく金箔職人ワンだの世界

<   2009年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧

幸いトイレの怪しい水音はすぐさま止まった。

交代で1時間弱の休憩を取ったが、ナースコールが
鳴る度にどきっとしてしまうし、妙に目が冴えて眠れない。

フクオカさんが担当している入居者さんの状況を聞きながら、
くそ真面目にケアチェック表を記入していたが、
「あんまり頑張り過ぎん方がいいですよ。
 今から大変になるから。」と彼が言ったので、私は急いで
《くそ真面目お仕事バリバリモード》から
《省エネモード》に切り替えた。

夜勤帯で一番の心配はナガサキさんだった。
夢と現実の区別ができなくなり、興奮すると暴言・暴行が
出る様だ。
先日はフクオカさんが頭突きを3度食らったらしいので、
ご用心である。

そのナガサキさんからナースコールが鳴る。

「ナガサキさん、何でしょう?どうされました?」

ゆっくりと静かに尋ねる。

「ああ。。。。。今帰って来ました。。。」
「そうですか、お帰りなさい。」
「ただいま。。。」
「どちらから帰られたんですか?」
「東京からです。。。。。」
「東京からですか、お疲れ様でした。
 でもまだ夜中の3時半なので、朝までゆっくり休んで
 下さいね。」
「そうですか、まだ寝とっていいんですね。。。。。」

排泄介助はフクオカさんのほんのお手伝い程度しか
できなかったが、その代わり上の様なやり取りは私が
担当する事にした。

そうこうしている内にオオイタさんの野太い声が夜の
しじまにこだまする。

「起こしてくれー! 助けてくれー!」

オオイタさんは全盲で聴力も殆ど無い方だ。
手の平に時間を書いても、オオイタさんは納得しない。
車椅子に乗せて食堂に行き、背中や首を撫でたり揉んだり
すると、気持ち良さそうな表情になられた。

時々こっくりしながらマッサージする事40分強。
相方のフクオカさんが迎えに来てくれたので、
オオイタさんをベッドに連れて行ったが、その後は
不穏状態もなくなった。

フクオカさんは普段はぶっきらぼうな感じだが、
超人手不足の為に急遽手伝う事になった私に色々と
根気強く教えてくれた。感謝!である。

尿器やポータブルトイレを洗い流したり、朝食のお膳の
準備をしているとあっと言う間に1時間が経つ。
これと言った事件もなく、転倒・転落事故もなく夜勤終了。

「今日が初当直なのでよろしくお願いします。」と
入居者さん1人1人に挨拶回りをしたのが功を奏したの
かもしれない。

もっとがっくり疲れるかと思っていたが、不思議な事に
まるで疲労感を感じない。
どうなってるんだ、私の体はっ。
疲労感どころか眠気もないのだ。
有り得ない。。。。

目の下が落ち窪んでいるものの、このままお昼まで
働けるかも!と思える程元気が有り余っている。
帰宅して5時間程眠った後、すこん  と目が覚めた。

これぞまさしくお不動さまのめらめらパワーのお陰に
違いない。
[PR]
by wanda_land | 2009-07-28 23:00 | ワンだ日記
深夜に響くトイレを流す音。。。。?
私には心当たりがあった。

実はこの建物は曰く因縁付きの土地に建てられている。
はっきりした理由は知らないが、とにかく
「良くない土地」という事で地元では密かに有名だった
らしく、長い間買う人がいなかったのだ。

この土地については2007年5月に詳しく書いている。

お侍さんや普通の(?)幽霊さんに加えて、土の下からは
何とも表現しようのないモノがわらわらと湧き出て来た
らしく、地鎮祭に来て頂いたお上人様は生汗を掻きながら
読経された、というエピソードを思い出す。

そう言えば霊感のあるワーカーさんが、祭壇のある部屋に
いると視線を感じると言っていたし、他のワーカーさんも
何かを目撃したそうだ。

「誰からかじーっと見られてる様な気がするんですよね~。
 あの部屋なんかありますよ。
 絶対あると思う、だってなんかおかしいもん。」

そりゃあるに決まってるさ。 ふおっふおっふおっ
しかし私は徹底的にとぼける事にした。

「えっ、そう?私はぜーんぜん感じらんけどねー。」と。

ここら辺は水道料が高いし、水を無駄にするとは何事だ。
水道も井戸も無く、何キロも歩いて生活用水を汲みに
行く人達もいるのだ。

      許せん

私は早速トイレの中を覗き込んだが、もちろん誰も
いない。

「だめっ!水がもったいないでしょっ。」

私が無人のトイレに向かって一喝するのを聞いていた
フクオカさんの笑い声が聞こえる。

男子便器のセンサーの誤作動かもしれないが、
それ以来ぴたりと止まってしまった。
ここの幽霊さん達はとても聞き分けがいいのだ。
うん、きっとそう。
[PR]
by wanda_land | 2009-07-26 22:42 | ワンだ日記
深夜に響くトイレを流す音。。。。?
私には心当たりがあった。

実はこの建物は曰く因縁付きの土地に建てられている。
はっきりした理由は知らないが、とにかく
「良くない土地」という事で地元では密かに有名だった
らしく、長い間買う人がいなかったのだ。

この土地については2007年5月に詳しく書いている。

お侍さんや普通の(?)幽霊さんに加えて、土の下からは
何とも表現しようのないモノがわらわらと湧き出て来た
らしく、地鎮祭に来て頂いたお上人様は生汗を掻きながら
読経された、というエピソードを思い出す。

そう言えば霊感のあるワーカーさんが、祭壇のある部屋に
いると視線を感じると言っていたし、他のワーカーさんも
何かを目撃したそうだ。

「誰からかじーっと見られてる様な気がするんですよね~。
 あの部屋なんかありますよ。
 絶対あると思う、だってなんかおかしいもん。」

そりゃあるに決まってるさ。 ふおっふおっふおっ
しかし私は徹底的にとぼける事にした。

「えっ、そう?私はぜーんぜん感じらんけどねー。」と。

ここら辺は水道料が高いし、水を無駄にするとは何事だ。
水道も井戸も無く、何キロも歩いて生活用水を汲みに
行く人達もいるのだ。

      許せん

私は早速トイレの中を覗き込んだが、もちろん誰も
いない。

「だめっ!水がもったいないでしょっ。」

私が無人のトイレに向かって一喝するのを聞いていた
フクオカさんの笑い声が聞こえる。

男子便器のセンサーの誤作動かもしれないが、
それ以来ぴたりと止まってしまった。
ここの幽霊さん達はとても聞き分けがいいのだ。
うん、きっとそう。
[PR]
by wanda_land | 2009-07-26 22:42 | ワンだ日記
昨日は46年ぶりの皆既日食が観測され、私の住んでいる
地域でも部分日食を見ることができた。
神秘的な光景にしばし圧倒される。

そんな折も折、私の初夜勤がこの日やって来た。
私の様な事務畑の人間にはガクブルな勤務である。
相方のフクオカくん(20代男性ヘルパーさん)にして
みれば大災難である。

あれは3週間ほど前だったろうか。
突然それを聞かされたフクオカさんの心中お察し申し上げる。

「え、ワンださんとですか?。。。。。」

じゃろうじゃろう、当惑するのは当たり前じゃろう。

「今から謝っとくね。どうもすいませんでしたー!」
私は深々と頭を下げたものである。

ベッド⇔車椅子の移乗介助、尿取りパッドの交換などなど、
少しずつ夜勤者に必要な仕事を覚えていったが、
尿取りパッドの交換にはやや抵抗がある。

便や尿を大量に含んでたぷたぷのバッドやおむつを
触るのは平気だが、入居者さんの下半身を見ざるを
得ないのがツライ。誠にツライ。
大事なところを見ちゃってごめんなさいっ、なのだ。

汚染した尿取りパッドをぎこちない手つきで外す私に
申し訳無さそうに何度も「手を取ってごめんなさいね。
あなたに汚い事させてね~。」と言われる方もいる。

いかにも上品な奥様といった雰囲気のミヤザキさんに
とって、パッドやおむつの交換はさぞかし屈辱的な事
だろう。

「こちらこそ慣れない手つきですみませーん。
段々上手になりますからね、ミヤザキさんも色々ご指導
して下さいね。
『あなたっ、そうじゃないでしょ。もっと左』とか、
『もっと右よ』とかね。
それとコールを鳴らすのを遠慮なさらないで下さいね。
私が居眠りしない様に起こしてもらわないと。えへへ」

色々話しながら2人でアハハハ~と笑っている内に、
パッド交換がすむ。

問題は男性の排泄の後始末である。
「ワンださんに、ち○こ巻きの仕方を教えときますね。」
先輩ワーカーさんがさらりと言う。

わっ わっ わっ 私がするのか、それを。
そのーなんちゅうか、ち。。。ふんじゃらかんじゃら巻きを。

「ほら、こうやって新しいパッドを上から巻いといて、
汚れたのをさっと抜けばち○こに触らなくて、すぐに
できるでしょ?」

先輩ワーカーさんがむんずとソレを掴んで素早く処理
するのを、私はただただ呆然として見つめるのであった。

16時間の長丁場を越せるかどうかも不安の1つだ。
よし、こんな時こそお不動さまのめらめらパワーを頂こう。。。。
[PR]
by wanda_land | 2009-07-23 23:28 | ワンだ日記